5月、実用の書の手本

30歳の時に

 

初めて「手本」というものを書き始めました。

 

 

お恥ずかしい話ですが、

 

書き始めた当初、

 

たった1種類の手本を仕上げるために

 

4日も5日も書き続けていました。

 

 

 

学生の内容も合わせると、

 

毎月26種類の手本を書くことになるのですが、

 

「こんなペースで書き続けて、来月生徒に手本を渡せるのだろうか!?」

 

と毎月必死に書いていた気がします。

 

そう、締め切りに追われる漫画家のような。ははは笑。

 

 

少し妥協すれば、早く仕上げることもできたんですが、

 

力が無いなりにも、

 

「少しでも良い手本を渡したい!」

 

という想いが強かったのかもしれません。

 

 

「完璧な手本」というものは

 

存在しないと思っていて(そもそも完璧な書もないと思うから)、

 

でも、少しずつ、少しずつ

 

改良を重ねて仕上げていくことに

 

少しずつ、少しずつ

 

自分が成長しているのかなと感じられるようになりました。

 

 

 

最近は、手本を書くのが楽しくてたまりません。デレデレ

 

もちろん、書く時間も以前よりかなり短縮できるようになりましたが、

 

「時間」ではなく、心を弾ませながら

 

楽しんで書けるようになってきた気がします。

 

一人で学んでいたら、

 

こんな楽しさを感じられることは、なかったかもしれません。

 

 

生徒の存在が、

 

私のおしりをぺんぺん叩いてくれているのは明らかです。

 

 

 

生徒に対しては

 

「書を伝える立場」

 

ではあるけれど、

 

「書を通して、一緒に成長したい仲間」

 

という感覚の方が強いかもしれない。

 

 

もっともっと、

 

力をつけて、書にまつわる色んな事を生徒と共有できたら嬉しいですウインク

 

これからも、がんばります。

 

 

 

 

 

 

 

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かもだゆうこ書道教室

鴨田優子