『すみれ』(37cm×37cm)*美術館展示2作目

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(↑正面から撮るとアクリルパネルに反射して前が写り込んでしまいますがご了承ください。)



すみれ色は


私にとって母の色。


幼い頃、母と手をつないでお散歩をしていると


母は決まって道端ですみれを探しては


「ほら、ゆうちゃんすみれだよ。


おかあさんね、すみれだいすきなの。」


と教えてくれていました。



今年の3月の練成会で、この紙を見た時、


その母のセリフがふわっと頭の中で聞こえました。



あ、すみれのうたを書こう。



すみれ色の


上品にキラキラと光るその紙を購入しました。


表装は


バックはほんのり緑混じりの白の生地にして


淡い緑の筋で円を囲んで


同色で右下にラインを一本入れました。



全体がすみれの花のようなイメージです。






『すみれ咲く川を飛び越す美人哉』(小林一茶)


可憐なすみれが咲く川に、美人が立っている


当時の美人というと、


着物を着て、しとやかにたたずんでいる様子を想像するけれど


ひょいっと着物の裾を上げ、川をぴょんと飛び越してしまった


だれしも美人がそんな事をするとは思っておらず、


その意表をついた動作に美人の可愛いらしく、また愉快なさまが表現されている


美人であるとともに、活発さも持ち合わせた健康的な印象をも与えるうたです。




誰もが


この子はそんなことをするはずない・・・・


・・・あ!?しちゃったーーっ!!笑



と思わせるようなギャップの魅力をうたったうただなと解釈しました。



私もそんな女性を目指します。



日頃はヘラヘラしてるけど・・・・・・!?


みたいな感じでしょうか。笑


母のおかげで、作品が一つ仕上がりました。

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