日本の「沈黙」〜共産主義国の核ミサイル=「踏み絵」
7月4日、
アメリカ建国記念日、
北朝鮮は弾道ミサイルをまた日本海に打ちこんだ。
世界で今、大きなミサイルを国外の海に打ち込んでいるのは、
北朝鮮だけだ。
このミサイル実験は、
人類の歴史に残る危険な脅威、脅迫だろう。
【参考】
1776年、アメリカ独立宣言が公布されたことを記念して毎年7月4日は建国記念日に定められている。
人々個々の恐怖心を煽らないためか?
日本は安全保障の観念が希薄なのか?
この危険な行為を実感もせず、直視もしないような、
なかば「沈黙」的な、冷静な、不思議な状況になっている。
このミサイルについて、
北朝鮮の国防科学院は、
大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の発射実験であり、
この実験に成功したと発表した。
北朝鮮は、
アメリカ本土を射程に収める長距離ミサイルを実験で誇示することで、
アメリカのの敵視政策の撤回と、
金正恩(キム・ジョンウン)体制維持を狙ったようだ。
ICBMの発射実験成功が事実だとすれば、
北朝鮮の核ミサイルの脅威は、
最終段階に入ったと言える。
【蛇足】
北朝鮮の長距離弾道ミサイルを数千キロも飛ばしてアメリカ等の標的の緯度・経度上に落とすには、ロシア・中国の軍事衛星から提供される情報を元に誘導システムを利用しなければならない。中距離的な日本・中国・韓国内の標的ならば…衛星情報は不要かもしれない。
今回のミサイル実験に対して米・トランプ大統領は、
Twitterでこう述べている。
"North Korea has just launched another missile.
Does this guy have anything better to do with his life?
Hard to believe that South Korea ... and Japan will put up with this much longer.
Perhaps China will put a heavy move on North Korea and end this nonsense once and for all!"
訳
「(just:アメリカ独立記念日にちょうど)北朝鮮が、別のミサイルを発射した。
この男(北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン))は、
人生で他にするべきことがないのか?
韓国…そして日本がこれ以上長く我慢できるとは思えない。
おそらく中国が北朝鮮に対して力強い働きかけをすれば、
この無意味な行為を今回限りにしてくれるだろう。」
アメリカはまったく「沈黙」せず、
トランプ大統領は強い言動になっている。
北朝鮮による、アメリカに対する「無意味な行為」とは、
米国の敵視政策の撤回と、
金正恩(キム・ジョンウン)体制維持等の保証だろう。
また。
アメリカの同盟的な関係にある韓国、日本を守るためにも、
北朝鮮の同盟国である中国に対して大きな期待をかけている。
たしかに、
北朝鮮の隣国、中国や韓国は、
日本が保有しない弾道ミサイルや巡航ミサイルを開発・配備し、
中国では核兵器も配備している。
しかし、
日本は…
アメリカ依存の安全保障下にあり、
日本の軍備も貧弱なので、
脅迫に動かされやすい国になっている。
そして、
この脅迫に動いた結果、、
日本の動きは、
まさしく「沈黙」的で、
米・トランプ政権のように動かないことだろう。
日本の評論家や学者等の知的層を出すメディアの報道姿勢や、
国会で話す野党等の議員のテーマを見れば、
激化している北朝鮮の脅迫に対して、
ほぼ「沈黙」(なかば放置的に容認)している。
原爆を人類史上初めて落とされ、
東西冷戦時、
日本を標的にしている旧・ソ連や中国の核問題を軽視(ほぼ無視)して、
欧米各国が普通に整備した核シェルターもあまりつくらずに、
ほぼ「沈黙」してきた過大で妙な勇気、
寛大さを持った日本の今までの忍耐力を思えば、
北朝鮮の核ミサイルは、
十分「我慢」できるので、
微細、些細な問題に見えるのかもしれない。
【蛇足】
キリスト教の布教と布教への圧迫の中で、善悪の二次元世界ではない中庸的な心魂などをテーマにした遠藤周作の小説「沈黙」を、長年企画し、脚本を考えていたマーティン・スコセッシ監督がついに映画化し、今年、日本で公開された。
現代日本での「沈黙」的な姿勢は、20世紀で最大の犠牲者を生んだ共産主義に対する姿勢であり、また、経済的に貧弱でも核兵器にこだわる共産主義国の核兵器信仰、東西冷戦時の旧・ソ連(ロシア)や中国の核兵器と、昨今の北朝鮮の核ミサイルに対する今の日本の姿も「沈黙」的だ。
| 沈黙 (新潮文庫) | |
![]() |
遠藤 周作 新潮社 1981-10-19 売り上げランキング : 997 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
