アベノミクス景気は複合的なバブルになるか?
直近過去3回の日本のバブルの特徴と規模を見て、
今回のアベノミクスがバブルになるのか?
今後を想定してみたいと思う。
●1980年代後半からのバブル景気
バブル期に突入した1987年、1年間で全国の土地の価格がほぼ倍になり、1980年代後半には東京都の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える地価になった。
主に不動産価格の上昇が相場を主導して1989年12月29日の日経平均は38,915円と史上最高値を記録した。
このバブルは内需主導の不動産バブルだと言える。
また、このバブル景気による株価と日経平均の暴騰はこの頃に導入された日経平均先物の取引の影響も大きいだろう。
適度なバブルはお風呂のバブルのように気持ちの良いものだが、この過剰なバブルとその急激な崩壊を経験した日本は過剰にバブルを恐れて長いデフレ不況に陥ってゆく。
【蛇足】
この不動産バブルの仕組は、
日本銀行等の金融緩和政策→銀行等の金融会社:資金貸し出し→不動産会社等:土地の売買
バブルの熱を冷まそうと、日本銀行は金融緩和から転換して急激な金融引き締め=総量規制を行なった。その結果、金融会社による不動産会社等に対する資金貸し出しができず、バブルは急激に崩壊した。この日本銀行の金融操作ミスは世界の多くの国々が反面教師としているが、未だに総量規制的な不動産投資への引き締めを金融庁等はしているようでこの引き締めが長いデフレ不況の大きな原因になっているようだ。
なお、ノーベル賞を受賞した経済学者であるフリードマンは大恐慌は不適切な「金融引き締め」という裁量的な金融政策の失敗が原因だと主張している。
●ITバブル
IT産業が主導して、
日経平均は1998年10月の12,879円から2000年4月に20,833円になり、
約1年半で日経平均は7000円以上上昇した。
●郵政民営化バブル
2005年、小泉政権の郵政民営化を発端に郵貯・簡保の金融資産350兆円のうち約100兆円が民間金融会社に流れることで郵政民営化バブルが起きた。
2003年~2007年に外国証券は35兆円超を買い越しで日経平均は2003年4月の7600円から2007年7月に18261円超に跳ね上がった。このバブルは外国資本と金融業界が主導した郵政民営化=金融バブルだと言える。
不動産、IT、金融が個別に主導して一部の産業だけが過大な恩恵を得たのが過去のバブルだ。
しかし、過去の3回のバブルとは異なり、今回のアベノミクス・バブルはすそ野は広く、複数の産業を同時に巻き込むバブル発生装置になる可能性がある。
すなわち、
・大震災復興と防災・補修強化で恩恵を得る建設・土木業界
・円安基調で恩恵を得る輸出関連業界
・金融緩和と今年3月で期限切れになる金融円滑化法の受け皿になる金融業界
・iPS細胞を発端にしたバイオ業界
・海洋資源や再生エネルギー開発等のエネルギー関連
・土地価格が底打ちし反転に転じつつある不動産業界
と複数の業界を巻き込む比較的大きなバブルになると個人的には思っている。
またこうしたプラス面を背景に、
外国資本はすでに買い越しに転じており今後も出遅れ感の強い日本株式を買ってゆくと思われる。
個人的な予想では、
ITバブルや郵政民営化=金融バブルよりも大きくなる可能性があるかもしれないが、
1980年代の不動産バブルほどは大きくはならないと見ている。
アベノミクス・バブルによる各産業界の恩恵は具体的にどの程度なのか?
それによって日経平均はどの程度上昇するのか?
自分勝手に主観的に試算してみると…。
(つづく)
今回のアベノミクスがバブルになるのか?
今後を想定してみたいと思う。
●1980年代後半からのバブル景気
バブル期に突入した1987年、1年間で全国の土地の価格がほぼ倍になり、1980年代後半には東京都の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買える地価になった。
主に不動産価格の上昇が相場を主導して1989年12月29日の日経平均は38,915円と史上最高値を記録した。
このバブルは内需主導の不動産バブルだと言える。
また、このバブル景気による株価と日経平均の暴騰はこの頃に導入された日経平均先物の取引の影響も大きいだろう。
適度なバブルはお風呂のバブルのように気持ちの良いものだが、この過剰なバブルとその急激な崩壊を経験した日本は過剰にバブルを恐れて長いデフレ不況に陥ってゆく。
【蛇足】
この不動産バブルの仕組は、
日本銀行等の金融緩和政策→銀行等の金融会社:資金貸し出し→不動産会社等:土地の売買
バブルの熱を冷まそうと、日本銀行は金融緩和から転換して急激な金融引き締め=総量規制を行なった。その結果、金融会社による不動産会社等に対する資金貸し出しができず、バブルは急激に崩壊した。この日本銀行の金融操作ミスは世界の多くの国々が反面教師としているが、未だに総量規制的な不動産投資への引き締めを金融庁等はしているようでこの引き締めが長いデフレ不況の大きな原因になっているようだ。
なお、ノーベル賞を受賞した経済学者であるフリードマンは大恐慌は不適切な「金融引き締め」という裁量的な金融政策の失敗が原因だと主張している。
●ITバブル
IT産業が主導して、
日経平均は1998年10月の12,879円から2000年4月に20,833円になり、
約1年半で日経平均は7000円以上上昇した。
●郵政民営化バブル
2005年、小泉政権の郵政民営化を発端に郵貯・簡保の金融資産350兆円のうち約100兆円が民間金融会社に流れることで郵政民営化バブルが起きた。
2003年~2007年に外国証券は35兆円超を買い越しで日経平均は2003年4月の7600円から2007年7月に18261円超に跳ね上がった。このバブルは外国資本と金融業界が主導した郵政民営化=金融バブルだと言える。
不動産、IT、金融が個別に主導して一部の産業だけが過大な恩恵を得たのが過去のバブルだ。
しかし、過去の3回のバブルとは異なり、今回のアベノミクス・バブルはすそ野は広く、複数の産業を同時に巻き込むバブル発生装置になる可能性がある。
すなわち、
・大震災復興と防災・補修強化で恩恵を得る建設・土木業界
・円安基調で恩恵を得る輸出関連業界
・金融緩和と今年3月で期限切れになる金融円滑化法の受け皿になる金融業界
・iPS細胞を発端にしたバイオ業界
・海洋資源や再生エネルギー開発等のエネルギー関連
・土地価格が底打ちし反転に転じつつある不動産業界
と複数の業界を巻き込む比較的大きなバブルになると個人的には思っている。
またこうしたプラス面を背景に、
外国資本はすでに買い越しに転じており今後も出遅れ感の強い日本株式を買ってゆくと思われる。
個人的な予想では、
ITバブルや郵政民営化=金融バブルよりも大きくなる可能性があるかもしれないが、
1980年代の不動産バブルほどは大きくはならないと見ている。
アベノミクス・バブルによる各産業界の恩恵は具体的にどの程度なのか?
それによって日経平均はどの程度上昇するのか?
自分勝手に主観的に試算してみると…。
(つづく)