ごくありふれたフツーの憲法案=自民党の憲法改正案 | あらやす日(本)誌

ごくありふれたフツーの憲法案=自民党の憲法改正案

4/28は、
サンフランシスコ講和条約60周年の日。

太平洋戦争の敗戦後の7年目、
1952年4/28、
アメリカをはじめとする連合国諸国と日本との間で戦争状態を終結させるために、
締結されたのがサンフランシスコ講和条約。

この条約が結ばれたことで、
7年間に渡るアメリカを中心にした連合国諸国の日本占領は終わり、
日本はふたたび半?独立国家となる。
しかし、
国家の主柱ともいえる憲法は日本の占領下で成立し、
正常な総意によるものとは言えず、
敗戦国として受け入れざるえなかった不当で不明確な条項が入っていた。


この記念日に合わせて、
自民党は憲法改正案を公表した。

なお、同じ敗戦国であるドイツは、
戦後30回以上、憲法改正をしているが、
日本は一度も改正を行なっていない。

この改正案では、
国旗・国歌を明示し、
自衛隊を国防軍として自衛権を肯定し、
アメリカ等との集団的自衛権も肯定している。

■国家:国旗は日章旗、国歌は君が代。
■安全保障:国権の発動としての戦争放棄するが、自衛権の発動は妨げない。
 首相を最高司令官とする国防軍の保持。
■国会:首相の権限強化:衆議院の解散は首相が決定すると明記。
■その他:武力攻撃や地震など緊急事態において、内閣は法律と同じ効力の政令を制定。
 憲法改正の発議要件を衆参両院それぞれの総議員の過半数での決議に緩和。


小生はこの改正案を決して「保守的」とは思わない。

この憲法改正案は、
至極、当然のありふれたフツーの国の憲法案だ。

地上の誰もが平等に呼吸できる空気を今まで吸えない不自由な日本。

この憲法改正案の実現は、
今までフツーに吸えなかった空気を吸えるようになるような気分だ。

まだ気分でしかないが…。

今の憲法について、
海外の先進国の人々に聞けば声をそろえて、
「皆、おかしい」と言うだろう。
しかし、
敗戦国だから仕方ないと理性的に公言する。

自衛「隊」と国防「軍」の違いを、
外国人は理解していないし、
日本人以外の多くの人々は自衛隊を国防軍と認識している。

自民党の憲法改正案について、
海外の先進国の人々に聞けば声をそろえて、
「日本でなければ、フツーだろ」と言うだろう。
日本は敗戦国だからまだそれは早いかも…しかし、
日本が自分で決めることだと理性的に公言するだろう。

もうそろそろ真の意味での独立を宣言すべきときだろう。

憲法改正案でも、
日本は不当な戦争を放棄しているのだから、
それだけで人類の理想を実現している。
それで十分だと小生は思う。

地球上の国家で戦争の放棄を宣言している憲法を持っている国は少ない。
ドイツ、フランス、イタリア、韓国くらいだろうが、
いずれの国も自衛・国防「軍」を持っている。
なぜ、日本だけが自衛「隊」なのか?
将来、世界の七不思議の一つに歴史的に数えられるかもしれない。

このありふれたごくフツーの憲法改正案に対して、
最大の抵抗勢力が日本国内の日本人自身であるということは、
歴史上、きわめて不思議なことで異常事態とも言える。