現代日本~失礼ながら女性・子ども向けの社会 | あらやす日(本)誌

現代日本~失礼ながら女性・子ども向けの社会

1980年代か?
バブル崩壊後あたりからだろうか?
バブル時代からだろうか?
団塊の世代が現場を仕切る中堅管理職になった頃か?
日本社会は急激に大人向けの社会から、
女性向け、子ども向けの社会に変貌した。

そして、
世の中から大人が消えつつあるように見える。
大人と共に大人の責任も消えつつあるように見える。

これと、
ほぼ同時に「教養」も消えだした。

ある時代まで、
大人になる条件としてさまざまな儀礼的な文化的背景の習得があった。

知っておかなければいけないい歴史、音楽、絵画、文学、映画などがあった。
確かに現代も当然、それらはあるが、
それらの重要度、優先度は格下げされている。

個性化や多様化の名のもとに、
画一的に見られやすい「教養」が破棄された。

しかし、
その結果として、
知識と知恵の根を失って、
表面的な多様化を謳歌しながら、
実質的には画一化が進んでいるように思える。

人が本当の意味で継続的に多様化するためには、
学習が必要であり、
学習し続けるための基礎的な素養が絶対必要だろう。

この素養を根にして、
将来の奥深い大人の世界は構築されるのだろう。

この奥深い大人の世界は大きな市場でもある。

今後、市場がもっとも大きい大人向けの消費社会を構築できれば、
当然、ビジネスチャンスが大きく花開く。

現代は、
AKB48が時代最大の流行語になっている。
若い世代を尊重しているというよりは、
だましやすいターゲットを食い物にしているように見えてしまう。

それはまさしく無責任な子供だましのような社会を垣間見ているようだ。

そのような社会とはもうおさらばしないと、
日本の発展はない。

AKB48は否定するつもりはないが、
現代の日本社会は大人の世代の文化が貧弱ではないだろうか。

大人を時代の主人公に再設定して、
大人社会を復権することが、
今後の日本社会を支える最大のキーワードだろう。