「このお給料明細、どういう意味なんでしょうか?」
ある日、依頼人さんから
娘ちゃんの給与明細を見てほしいと相談を受けました。
実はこの親御さん、
毎年きちんと確定申告をされている方です。
だからこそ、
「ん? 何かおかしくない?」
と、この違和感に気づかれました。
もし確定申告に馴染みがなければ、
「そういうものなのかな」で
流してしまっていたと思います。
正直、大人でも一度では分かりませんでした
娘ちゃんは、去年から社会人。
飲食のバイトと掛け持ちでコスプレバーで働いてます。
(働き方は自分で選ぶ!!令和っ子)![]()
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飲食はシフト制でコスプレバーは希望日に出る感じですが、
今回、見せていただいた給与明細はこのコスプレバーの方、
個人情報のため、本物の明細はもちろん掲載できませんが、
給与明細
給与明細
↓
預かり(5,718円)
↓
源泉税:約3%(1,751円)
↓
振込額(35,425円)
私自身も、その給与明細を見て
すぐには理解できませんでした![]()
。
数字の動きが回りくどく、
どこで何が引かれているのかが
直感的に読めなかったからです。
念のため、知り合いの税理士にも見てもらいました。
すると一瞬、
「……グレー気質ですね」
と、少し怪訝な表情。
すぐに違法と断定できるものではないけれど、
誤解を招きやすい書き方であることは確か、![]()
という反応でした。
実際にお店へ確認した結果
そこで、
お店に直接確認をしたところ、
次のような説明がありました。
-
10%は、保証金のような形で一時的に預かっている
-
支給時には、その金額をいったん給与に戻している
-
その「戻した金額を含めた総額」から
👉 源泉所得税(約3%)を差し引いている
給与明細
↓
10%を一時預かり(−5,718円)
↓
支給時に10%を戻す(+5,718円)
↓
総額から源泉税:約3%(1,751)を差し引き
↓
前借金(−20,000円)
↓
振込額(35,425円)
つまり、
一見「消えたように見える預り金」は
店の取り分ではなく、保証金でした。
この点については、
きちんと確認できて安心した部分でもあります。
それでも「分かりにくい」と感じる理由
税金自体は正しく引かれている。
でも、こう思いました。
これは、説明がなければ
誤解されて当然だな。
日雇いでは、
-
雇用形態があいまいになりやすい
-
短期・掛け持ちが多い
-
無断欠勤やトラブル対策が前提
こうした事情から、
保証金を含めた複雑な処理が行われがちです。![]()
結果として、
「分かる人にしからない給与明細」
になってしまう。
これは
ごまかしというより、
業界の不親切さ![]()
だと感じました。
POINT
親世代がチェックしておきたいポイント
今回のケースを通して、
親世代として
最低限ここは見ておきたい、
というポイントをまとめます。
✔ ① これは「税金」なのか?
-
国に納めているお金か
-
店に一時的に預けているだけか
ここを分けて考えるだけで、
不安はかなり減ります。
✔ ② 保証金・預かり金は「いつ戻る」のか
-
支給時に戻るのか
-
辞めるときに戻るのか
-
戻らないケースはあるのか
戻る条件が説明されないものは要注意です。
✔ ③ 源泉徴収票は出るのか
-
年末に源泉徴収票が出るか
-
確定申告で使えるか
掛け持ちであれば申告はした方がいいでしょう。
後になって、所得の未申告になる方が面倒くさいです。
これは、
「きちんとした処理をしているか」の
一つの目安になります。
また、子供にも税金向き合ういい機会になると思います。
現状、学校教育ではお金のことは教えませんから・・・
✔ ④ 分からなければ「確認していい」
やりあう必要はありません。
でも、
「この数字の動き、どういう意味ですか?」と、
今回の依頼者はお店に問い合わせて、
お金の内訳がわかりました。
一度確認すること自体は悪いことではありません。
そう感じた出来事でした。
最後に
今回の件で感じたのは、
大きな損をしたわけではない。
でも、
知らないと不安になる仕組みだということ。
日雇いに限らず、
単発・副業・日雇いの仕事では、
こうした“分かりにくさ”は珍しくありません。
最近では、タイミーなどの単発バイトもあります。
だからこそ、
親世代が
「構造を理解して、冷静に見る」
それだけで、
守れる安心があると感じました。
本気の追伸
私も一度キャバクラでキャバ嬢として働いてみたかった
。
