ブログネタ:引っ越しの思い出
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何度も引越し経験がありますが、一番の思い出は
初めて親元を離れて暮らすことになったときの引越しでしょうか。
親元を離れて暮らすことがよりによって北海道を離れることでもあった。
一度も北海道以外で暮らした事のない私が、親元から離れて暮らすということ。
自分にとっても父親にとってもかなり不安があった。
私からすると父がたった一人で暮らしていけるのか?
父からすると、娘が自分から離れて大丈夫か?
そして、俺大丈夫か?
そう思ったはずです。
私がいなくなる何日か前に泣かれました父に・・・
大丈夫かな?って。
不安だって。
あの時の父の不安な顔、悲しい顔、忘れられません。
今はもういない父との思い出。
引越しの荷物も出して、いよいよ私が札幌を発つってとき。
父は駅までは見送りに来たけど、一緒に空港までは来ませんでした。
父が駅のホームで手を振っていた姿・・・
列車が動き出してから思い出して泣きました。
引越しは別れと出会い、いろいろとあります。
父は、一人で暮らして3年で孤独死しました。
私が一緒にいたら、近くに住んでいたら・・・
そう思うと今でも胸が痛むことがあります。
私にとって引越しとは、父からの独立でもあり、
結婚して新たな第一歩でもあり、父の寿命を縮めた
そんな思い出としてずっと心の中にあります。