先日、知人に子供が生まれました。


本来なら出産予定日は来年。


けど、早まって生まれてきました。


体重は千グラムちょっと・・・


小さな、小さな、赤ちゃん。



私の妹も1700~1800グラムの未熟児として


37年前に生まれました。


そんな前なので、今より医学の技術はなく、父は


「一週間がヤマです。でも、もしも、一週間生きることが


出来たら大丈夫だと思います」と言われたそうです。


そして、父は心配で心配で毎日祈り続けていたそうです。


そうしたら、看護婦さんにこう言われたそうです。


「お父さん、きっとこの子大丈夫ですよ。だって、ミルクを飲んで


哺乳瓶を取ろうとしたら、そのままくっついて来たんですよ」って。


それくらい、妹はミルクに喰らい付いていたんですね。


だから、哺乳瓶を決して離そうとせずに持ち上げたらくっついてきた(笑


それだけ、小さな、小さな赤ちゃんが生きるために必死になっている。


絶対に死んでなるものか、生きることに執着を燃やして必死に小さな体で


生きようとしていたんだと思います。


その話をするたびに父は泣いていました。


そして、何らかの障害が出てくるかもしれないと言われながら、


妹は奇跡的にそういう障害等は何もなく元気に成長し、今現在に至っています。



その知人と話をしていたとき、その赤ちゃんがミルクの飲む量が


増えていると聞いて、本当に生きるために頑張っているんだなって


思いました。



私が、出産して生まれてきた赤ちゃんと接したときに物凄く印象的だったのは


ホントによく寝るなって思ったんですね。


寝るっていうのは、普通にクークー寝ているってことじゃなくて、生まれて間もない


赤ちゃんって体力がないためか、授乳していてもホントにすぐに疲れて寝ちゃうんです。


これは、うちの子だけじゃなくて、他の赤ちゃんもみな一緒で、お母さんが一生懸命に


寝ている子供を必死に起こしている姿を何度も何度も見ました。


もちろん、私も、毎度毎度寝る我が子を顔をツンツンしたり、こちょこちょしたりして


起こして何とか母乳やミルクを飲んで貰おうとそりゃ必死でしたよ。


飲まないと体力が落ちて危ないですもん。



だからね、そういう寝るって印象が強い新生児の時期にあって、妹が


哺乳瓶に喰らい付いて離れなかったってのは、ホントに凄いなって


今更ながらに思うんです。



きっと、その知人の赤ちゃんも絶対に生きるぞ!と小さな体で


頑張ってミルクを飲んでるんだと思うんです。


来年にはきっと家族が仲良く一緒に暮らせていることと思います。


そんな日が一日も早く訪れることをお祈りしています。