「Canto」Francisco Canaro - Ernesto Famá(1934)

 

Canto...

Aunque de pena estoy muriendo.

Canto...

Al recordar esa ilusión.

Sueño...

Y en la penumbra de la noche,

Vuela...

Como un lamento, mi canción.

 

Canto...

Mas no por eso estoy alegre.

Canto...

Para ocultar mi gran dolor.

Canto...

Porque te quiero con el alma.

Canto...

Aunque me llora el corazón.

 

私は歌う

悲しみのあまり死にそうだけど

 

私は歌う

あの幻影を思い出して

 

夢...

そして夜の暗闇の中で

 泣き言のように飛び交う 私の歌

 

私は歌う

別に楽しいわけではないけど

 

私は歌う

大きな悲しみを隠すために

 

私は歌う

心からあなたを愛しているから

 

私は歌う

心では泣いているのだけど…

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「大きな悲しみを隠すために歌う」

その時人はどんな顔をしているのか?

決して暗い表情ではなく、むしろ微笑を浮かべていたりするのではないでしょうか。

そう考えるとなんとも切ないですね。

 

この歌を聴くと何というか、僕は「男はつらいよ」の寅さんのこんなセリフを思い出します。

「顔で笑って、心で泣いてよ…そこが渡世人のつれえところよ…」