男女の区別、反対!
全部一緒にしちゃえばいいのに~!
あ、語学の話です・・・
genere
maschile
femminile
【本日のイタリア語初心者のボヤキ】
~イタリアのFOTOとともに~
イタリア語、フランス語、ドイツ語など
ヨーロッパ系言語グループの多くが
名詞に男と女の区別、すなわち性がある。
これ、日本人からするとかなりヤッカイなコト。
唯一、性差のこだわりから解き放たれているのが英語だ。
現在、英語が国際語になっているけれど
これ、単にパワーポリティクスによるものだけでなくて
英語がほかの欧州系言語に比べて比較的シンプルだってことが
あると思う・・・・
それでもフランス語と比べて、イタリア語は
まだ性がわかりやすい。
なぜなら音やスペルで一目瞭然だからだ。
単語の最後が 【o】 で終わるのは男性名詞。
単語の最後が 【a】 で終わるのは女性名詞。
(ま、言葉の常で結構例外がたくさんありますけどね)
わかりやすく人名で例をあげると
アンジェロ/Angelo―が男の子
アンジェラ/Angela―が女の子。
ちなみにアンジェロ/アンジェラは、英語の「エンジェル(天使)」と同じ言葉。
そういえば友人が
「イタリアでは天使にもオス・メスがあるんですね」と言って
イタリア語の先生に大ヒンシュクを買ったとか・・・
カトリックの国、ですからねえ・・・
同じ語源の名前が最後の音で
男にも女にもなったりする。
左が男、右が女ですけど一目瞭然。
Paolo(パオロ)→ Paola(パオラ)
Carlo(カルロ)→ Carla(カルラ)
Federico(フェデリーコ)→ Federica(フェデリーカ)
Giulio(ジューリオ)→ Giulia(ジューリア)
こんな風に、語尾がア音かオ音かで区別がつくのね。
同様に
例外はあるものの、
一般の名詞も、最後の音で区別がつきます。
部屋・・・カーメラ(女性名詞)
スーツケース・・ヴァリージャ(女性)
ビール・・・ビッラ(女性)
美術館・・・ムセオ(男性名詞)
電車・・・トレノ(男性)
トイレ・・・バーニョ(男性)
これが複数形になると、それなりの規則を持って変化します。
まあ、それは覚えればいいんですけど。
これに冠詞がつきますね。定冠詞、不定冠詞にも男用、女用と区別があります。
それも覚えればいい・・・
でも一番イヤなのは
「これ」とか「あれ」っていう
指示代名詞にも、
男・女の区別があること!
フランス語もそうだったっけ・・・
嫌ですねえ・・・
「これ」がさす内容が男性名詞だったら
指示代名詞の「これ」は男性形で「クエスト」
女性名詞だったら「クエスタ」と言わなければならない!
しか~し!
そもそも旅先でモノの名称がわかんないから、
指さして「これ」とか「あれ」で済まそうとしてるわけじゃない?
でも指示代名詞にまで男用、女用があるってことは
結局は正確にそのモノの名前を知らないと
「あれ」ください、とか「これ」くださいとすら
言えないわけよねえ・・・
なんでも【this】で言える英語って、いいわあ・・・と
心底思ったりするわけであります。
的中率は40%?
ま、旅先ではイメージで
「クエスト(これ)―男性形」とか「クエスタ(これ)―女性形」で
強引に通す私。
的中率40パーセントくらいか・・・
Quella Quello Questa Questo
ちなみにオカズパンはパニーノだから男。
パニーノが何種類も並んでいる中から
コレくださいっていうときは
指さして「クエスト」でOK。
こちらは今年の5月にVENEZIAで撮ったお気に入りの写真。
foto―これは例外
写真のことはfotoっていうんですけど
これって、単数複数とも変化せず
単数でも複数でも foto というの。
しかもオで終わってるくせに
女性名詞!
これはfotografia(フォトグラフィア)の
略だからだそうで・・・
ああ、面倒!
みんな中性になっておしまい!
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MAY YOUR DAYS
BE BRIGHT !
あらんみらより
~愛をこめて~
エスプレッソは「ソ」で終わるから男の子★
カプチーノも男の子★
コーヒーは「カッフェ」でEで終わるけど
やっぱり男の子★
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■Aran-Mira
photo by あらんみら (C)Aran-Mira
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いつもありがとうございます!
こちらは、もしも指に余力がありましたら(笑)
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