私が中学生の時、地元の高校が甲子園の準準決勝に進んで町全体が盛り上がって以来、
一番素晴らしいテレビ番組は甲子園の生中継だと思っています。
練習に費やされた膨大な時間に比べて、一試合は短くて、
それ故に全力を傾ける刹那的な美しさが際立っています。
今日は苫小牧と早稲田実業の決勝戦を観ました。
バッターボックスに立った時の緊張や、打球を構え待つ時の気合などが伝わってきてドキドキしながら観ていました。
誰もがホームランを打てるわけではない。
それでも犠牲フライや送りバントを成功させた球児達は生き生きとしていて、一仕事やってやったという達成感が顔に表れていました。
観ていてすごく気持ちいいものでした。
自分の役割を果たしきった人というのはあんなに輝くものなんだなぁと。
こんな風に思うのは最近、松下幸之助さんの「天分」ということについて考えてしまうからかもしれません。
誰もが大臣や資産家を目指したところで、なれるはずもなくギスギスした世の中になってしまう。
それに対し自分の天分に生きることは全員が可能だと。
自分の天分は自分で模索して全うしなければ…と私も自分に言い聞かせます。
決勝戦の結果は15回の延長戦後、引き分け。
明日再度試合が行われます。
用事がなければ甲子園に観に行くのに。
白球をひたすら追いかける彼らがいつしか、カッコイイではなくカワイイと目に映っていることに気がついた夏の日の夕方でした。