(理由はこちら)
今日は豆に練習を見てくれと言われ、ぽんちゃんと競技場へ歩いて行った。
ちなみにぽんちゃんを練習に連れて行く時は、こういう迷子紐を付ける。
私:「ぽんちゃん、すぐどっか行っちゃうでしょ。おバカでしょ。」
ぽん:「でもこれ、赤ちゃんのじゃないでしょ。犬に付けるやつでしょ。ぽんちゃんは赤ちゃんなんだから、赤ちゃんに付けるやつにしてちょうだい」
これを3歳になったばかりの幼児が、大人と同じ様にクリアに言うのだ💧
しかも実は小型犬用だと言うことを見抜いている💧
良いんだよこれで。
人間用より安いんだから
さて、ぽんちゃんは純粋そのものであり、恐れを知らない。
だからこそ先生の毒も理解出来ないため、ぽんちゃんと先生は仲良しだ。
先生は「うちの孫に似ている」と、ぽんちゃんを可愛がってくれる。
以前、先生からお孫さんの写真を見せてもらった。
2人映っている内の左側の恰幅の良いのがお孫さんで、もう1人はCMに出そうなくらい顔の整った子だった。
私:「健康優良児ですね~❗ご飯良く食べそうだ」
先生:「あ?そっちじゃねえよ。右の子だ」
私:「えええ❗❓❓❗」
こっち❗❓❗❓❓❓
こっちなのか❗❗❗❗
めっちゃ可愛い方だった…。
全然似てねえし💢💧
こんなもん分かるかッ💢❗
孫の整った顔からは、
先生の外観に関する遺伝子は、抹殺されていた。
不要だと判断されたのだろう。
もうメンデルもビックリの品種改良っぷりだ。
孫にとってはこれ幸い✨だが、
「何でこんなに可愛いのか」は、
可愛らしく推敲すればコウノトリの作業中のピックアップミス、普通に考えたら単なるメンデルイレギュラーだ。
それに、ぽんじに似てねえ
アップが終わり、子供たちがメイン練習を始めた。
先生:「どうだい❓桜七は元気かい❓」
私:「元気ですよ。部活も頑張ってます」
先生:「ぽんじろうさんはどうだい❓」
私:「え❗❓私❓」
先生はトラックを走り出した子供たちに目をやりながら言った。
先生:「もう、うちみたいに大声で応援出来ないし、そもそもぽんじろうさんの性分に合わないだろう(笑)」
先生はトラックに向けた目線を一瞬私に向けニヤリ笑顔で言った。
先生:「桜七は中学でやって行けても、ぽんじろうさんはストレス溜まると思うよ(笑)」
先生って、たまに
細木数子でも乗り移ってるんじゃないだろうか。
と、思うくらいするどい時がある。
私:「ノーコメントで💧」
とりあえず私は回答から逃げる。今は私の盾である組長が不在だ。へちょの中学ネタが舞台では、私は口を滑らせかねない。
先生:「何だ❗❓いつも言いたい事言うのに、らしくねえな。口止めされたか (笑)」
ゔッ…。
恐らくこの時の私の顔は、まさにこんな感じだったろう。
⬇
①「皮肉」
②「嫌味」
③「カマをかける」
④「からかう」
これらは先生のデフォルト「荒牧4大コマンド」であり、もちろんこれら全てに、惜しげも無く先生の毒がたっぷりと仕込まれている。
大概の大人は荒牧コマンドが発動されると、5ターン以内にや致命傷を食らい、先生と距離を置く様になる。
(以前、先生が最も嫌う「男子のタイツ」ルックで現れた少年は、コマンド④を1ターン食らっただけで、もう二度と現れなかった。)
何だ、これはコマンド③からの血鬼術なのだろうか
先生はカマをかけたり、核心をつく1歩手間の近似値の網を投げて、相手を捕えるという術を使う。
「血鬼術 猛毒の投網」である。
これが発動されると、先生は知りたい回答が出るまで突っ込み続ける。しかし私は度重なる先生との戦闘から、実に多くを学んで来た。
この血鬼術を解く秘策があるのだ❗
「あ~💧先生めんどくせぇな💧話したくないのに、先生空気読もうとしないからな〜💧💧」と感じた事のあるアラマ関係者も覚えておくと良いだろう❗❗
猛毒の投網にはこれで立ち向かえ❗❗❗
「奥義 ❗
個人情報保護法」❗❗❗
私:「うちの個人情報なんで聞かないで下さい(笑)」
先生が血鬼術まで使う鬼でも、棘しか無い群馬陸上界の薔薇でも、
見た目がヤクザでも
法には勝てない。
大体はこの一言で決着がつき、先生はブツブツ捨て台詞の様な事を言って話が終わる。
今日のこの一戦は、とりあえず私が勝利した。
いつ二戦目を仕掛けてくるか分からない。
体調を整えて準備しておこうと思う。
今日の1枚は自分で脱いだ服を畳んだから写真を撮ってくれと言いだしたぽんちゃんである。
《 完 》