今、鬼滅の刃の刀鍛冶編を観ている。
炭治郎と、アラマキッズ監督である荒牧先生が似ていると一瞬思った。
え!?
一筋の曇りも無い、純粋真っ直ぐな竈門炭治郎と、
口を開けば毒を撒き散らし、偏見と我を固めて人間を作り昭和で味付けされた様な先生が、
似ているだって💧❗❓
オイオイ、何言ってんだ❗❓❓
と、思う方は少なくないだろう。
ここまで読んで、「先生はむしろ炭治郎より鬼の方が似てんんじゃねえの?」と思ったアナタ❗
血鬼術「猛毒の言霊」を操る下弦の鬼
荒牧敏ゆ鬼❗
下弦の二くらいかね。
オホン!
話を戻そう。
あれは去年の3月、
先生が年間を通して最も注力する「ライスカップ」だった。
この時へちょも豆もアラマ入部して3ヶ月も経っておらず、後ろから数えた方が早いくらい遅かった。
にも関わらず、まるで仕事帰りに同僚をラーメンに誘う口調で
先生:「円、ライスカップ出て来んねーか」
と、とんでもない事を言い出した
これも新しく覚えた血鬼術なんだろうか
組長:「は ?! 円がライスなんか出られる訳ないじゃないッスか💦 こないだアラマに入ったばかりなのに無理ですよ❗」
先生:「体調不良で1人出られなくなったんだ。」
組長:「だからって、円なんか出たら絶対に迷惑かけるだけなんで❗💦💦」
先生は静かに笑ってから答えた。
先生:「確かに同じ事言う親御さんは沢山居るけど、駅伝っていうのはそういうもんじゃないんだ。
確かに円が遅くて、円の区間で順位を落とすかもしれない。
でも自分が繋いでもらったタスキを、次の走者に繋ぐ事が出来れば、自分が順位を上げられなくても次の走者が出来るかもしれない。
次の走者が成し遂げる為に、今の自分の全力で走ってタスキを繋ぐ。
駅伝で1番大事なのは繋ぐこと、仲間を信じる事だ。
速いとか遅いとかは、そのずっと後の問題だ。」炭治郎:「諦めちゃだめだ。君には未来がある。自分にできなくても必ず誰かが引き継いでくれる。次につなぐための努力をしなきゃならない」
炭治郎も鬼舞辻を倒せないかもしれないけど、
炭治郎:「俺も志半ばで死ぬかもしれない。でも必ず誰かがやり遂げてくれると信じてる。俺たちがつないでもらった命で上弦の鬼を倒したように、俺たちがつないだ命がいつか必ず鬼舞辻を倒してくれるはずだから」
そして先生はいつものごとくニヤッと笑って言った。
「円が出てくれねーと頭数揃わねえから、そもそも出場出来ないからな❗遅くったって出られねえよりマシだろう❗(笑)」
そこまで言われりゃ出るしかない💧
円は渋々出場した。
本当に1シーズンに1回くらい、とても良い事を言う。
(自分では3日に1回位の頻度で言ってると思ってる、とんだ勘違いである)
先生は例の血鬼術を日々惜しみなく使うので、この良い事っていうのを、周りはなかなか見つけられない。
アラマキッズに入ったら、松茸かトリュフか宝くじの高額当選かというくらい、なかなか見つからないこの良い事ってのを、是非見付けてみて欲しい(笑)
《完》