数々の大会でアラマキッズを全力で応援する、ピンク色の頭を見た事があるだろう。

 

それは私である。


組長がライスカップで、勤務先の後輩に遭遇した時のこと


後輩:「…そう言えば、アラマキッズに凄いお母さんが居ますよね❗❗」 

組長:「❓」

後輩:「最前列で身を乗り出して、凄い大声で応援してる凄いお母さん❗」

組長:「髪がショートのピンク❓」

後輩:「そうッ❗デレデレ  それそれ❗やっぱ知ってるんですか❓❗ なんかもう凄いの何のって…」

組長:「嫁。」

後輩:「 … は?」


組長「うちの嫁だよ、それ。」

滝汗  ちーーーーーん。





ライスカップのコースは最初にトラック300走り、短い坂を上がって場外へ出て、裏手のトラックを回って、また場内に戻って来る。

私が居たのは場内と場外を繋ぐポイントに近いスタンド。

この位置を通過する時が1つの山なのである。


スタート直後は飛ばせても、200mはもたないだろう。多少は減速しても大幅な減速は出来ない。

トラックから出る事で、「先の遠さ」「これから自分が走りきらねばならない距離」に気付く。

するとスタートの疲れも相乗して、ここで心が疲れてしまう。


嫌いな食べ物を、目の前に丼一杯ドーンと出された気分に近い。

嫌いだからもちろん箸は進まない。

ひたすら丼と対峙する。


そこで声を掛ける。


見てても丼は減らないよと、まずは食べようと。そして我に返るのだ。


「後ろが来てるぞ❗逃げろ❗❗」

と声をかけて有効なのはへちょとモモ。

彼女達は負けん気が強い為、「負ける訳には行かない!」と心を奮い立たせる。


しかしそこまで負けん気が強くない子には、この言葉は逆効果でプレッシャーになる。

プレッシャーに強くないタイプを余計に疲れさせてしまう。だから例え後ろが追い上げて居ても、

「大丈夫❗良いよ❗その調子だ❗❗行けるぞ❗」

と声をかけてやる方が良い。

子供によって、走ってるポイントや距離によって、私は掛ける言葉を変えている。


私は極力、大会のコースは自分で歩いたり走ったりする様にしている。

どこが1番しんどいか、どこが抜かせるポイントか、子供の心が折れそうになるのはどの辺りか考えたりする為だ。



アラマには確かに「凄い母ちゃん」が居ます。


でも子供の為にと全力でやっているのよ。


前橋陸橋にも目を付けられ、大会では居場所をマークされちゃってるけど、その取り組みは真剣なので勘弁して欲しい。



そして❗

凄い母ちゃんは他にも居るからね


私はあっちのが凄いと思うんだけどね💧

見た目の可愛らしさと中身のギャップが半端ない💧  ミナミの帝王がチワワの皮を被ってると言うと語弊が無いだろう。


アラマキッズが参加する大会へ行ったら、

このチワワの帝王を是非見付けてみてね♥


ウインクバーイ