そんな猛者を相手に

先生から出たへちょへの指示は1つ。

「桜七、2位と10秒差をつけて帰って来てくれ」

というものだった。



ポーン マジか…


そして

ついに小5・6年女子Aチームがスタートした。




へちょは区間1位で帰って来たが、
さすがに利根の怪物から10秒も逃げる事は出来ず、その差はたったの4秒だった。

1区  
境原桜七  (3:07)
高橋朋香 (3:11)

横山るん (3:12)



タスキは1区からイチゴの2区へ
2区も難関、前橋陸協も次期エースをここで投入。アラマと前橋陸協のNo2同士の戦いになった。

2区  イチゴ (3:25)

猛追する前橋陸協から見事逃げ切り、イチゴはタスキをココへ繋ぐ。


3区  ココ (3:25)

2位との差を更に広げるココ
もう前橋は3:30を切れる選手を投入出来なかったが、アラマは3区であってもイチゴと同等の走りをするココが3:30を切り、その差を12秒に広げた。


4区はジュニアロードで転倒し、涙を飲んだ亜美である。前走者達と遜色ない走りで、見事ジュニアロードの借りを返した。

4区  亜美 (3:31)
亜美が5区へタスキを繋ぐ。
もう後続は見えない。


ここで2つ目の不安要素。
それは足の怪我と体調不良で大幅にタイムを落としていた美香の5区である。
⑤へ続く