今朝の空です。これって「紅掛空色」? 霞は飛んでしまったかなてへぺろ

 待ちに待ったけど、本当の最終巻となってしまった髙田郁さんの「あきない世傳金と銀」。 特別巻下「幾世の鈴」が出ました。

 全13巻で終了の後、出版された特別巻。昨年「上」が出、本当に最後の「下」です。

 「桔梗屋」出身の八代目店主「周助」の物語。四代目店主の元妻で江戸の小間物商「菊栄」の物語。主人公「幸」の妹「結」の物語。そして「幸」と夫の物語。の4話でした。

 上の言葉は「菊栄」の話に載っていました。新たな流行りを生みだすべく精進を重ねる菊栄がたどり着いた色「紅掛空色」。それを「喩えるならば」と上の言葉。

 大坂にはもう戻らないと決めている菊栄。でも登場人物で一番大坂っぽい人なんじゃないかなぁ。やんちゃで負けず嫌い。探究心豊富で人好き。キラキラ輝く菊栄がとっても魅力的でしたねてへぺろ

 髙田郁さんは巻末で「新たなシリーズ」と「その後の五十鈴屋」を書くと言われています。本当に楽しみ、楽しみ、楽しみ。待ち遠しいな、

 欲を言えば「みをつくし料理帖」のその後も読みたいもんだてへぺろ 

 恒例の髙田郁さん直筆の帯裏にあるイラスト。早く次読みたいよウインク