手足の痺れ


寒い季節になって朝起きたら手がむくんで痺れると言う方人が多いです。冬は特に手足の痺れで来院する患者さんが多くなる季節ですが、「びりびり痺れる」、「氷のようだ」、「自分の肌の気がしない」、「針でぶすっぶすっと刺されるようだ」などと表現され、患者さんの年齢は出産後の20代女性から7,80代のお年寄りまで広範囲です。



寒い時にひどくなる場合は、気温が下がるに伴って末梢神経が狭くなって手足の先まで血液が円滑に供給できないから起こります。しかし、それよりは神経が押されたり損傷されて、あるいは内分泌疾患の合併症による場合がもっと多いです。



とりわけ、中風の前兆症状として現れた場合は早い治療が大事なので、治療時期を逃さないように、早速来院することをお勧めします。



症状から分かる原因


指先に感覚がない。

指の先から感覚が鈍くなります。まるで手袋をつけたように感覚が鈍くて、両手と両足が全部痺れます。こんな症状は末梢神経炎である可能性が高いです。原因としては糖尿の合併症、慢性的なアルコール中毒などが考えられます。


片方だけが痺れる。

右か左の片方だけが痺れたり感覚がなくなる症状は、大脳の血管が破裂したり詰まる脳血管疾患が原因である可能性が高いです。中風の前兆症状かもしれないので、半身麻痺などに進行する前に病院に行って検査をしなければなりません。


痺れが夜間に特にひどくなる。

手首の靱帯の神経が圧迫され指が痺れると感じるのです。夜特にひどくなって、中年の女性によく発生します。

洗濯、食事の後片付けなど手首に力を入れる仕事を繰り返すとだんだん悪化しますので、家事をやる時に注意をする必要があります。また、寝るとき手を胸の上に置いて寝るとひじの神経が押されて薬指と小指が痺れを感じることがありますので、手を下に置いて寝た方がいいです。


首や腰ヘルニアがある。

首ヘルニア、腰ヘルニア、脊椎管狭窄症などによって首、脊椎の神経が圧迫されて表れます。

首から腕まで、腰から脚まで痛みが広がる感じで、首や腰を曲げたり反らす時に手足が痛んで痺れます。この場合も治療のタイミングを逃すと押されていた神経が変成し原因がなくなっても神経を取り戻すことができないので治療を早めたほうがいいです。


寒くなると症状がひどくなり、肩もこっている。

育児や家事で首、肩、脚などの筋肉が凝ると手足い届くはずの血液の流れが円滑ではなくて痺れがありえます。気温が下がると症状がひどくなって、中年の主婦によくあります。


気のめぐりが悪くストレスが多い。

精神的なストレスが多い会社員、主婦、受験生などは気のめぐりがよく停滞して痺れを感じる場合があります。頭が重く、首が硬直している、頭痛、不眠症の症状を伴うこともあります。

肥満、妊娠、出産などでホルモン分泌に不均衡が生じても手足の痺れがありえます。





手足の痺れの原因が分かったら早く原因疾患を治療しなければなりません。

韓方では気血の巡りを促進する治療法を基本にして、鍼、灸、薬物、物理治療などを並行します。手足の痺れに伴う痛いには肩、首、腰のツボに直接薬物を注入する薬鍼療法が効果が早いです。


脊椎が原因の場合は脊椎を矯正するチュナ療法で肩と腰の脊椎を元のところに戻し症状を治療します。


日ごろからの十分な休みとストレッチング、有酸素運動を勤勉にすることが予防や緩和にいいです。 手足の痺れを予防、緩和する生活方法


家事は無理なく要領よく

多くの主婦たちが家事をやりながら手と手首に負担をかけます。筋肉に無理がないようにして、適切に休むことは必須です。


体はいつも温かく

外出する時にマフラーと手袋、暖かいソックスをはいたり手足をもんだりした方がいいです。また半身浴、足浴や体を温かくする効果のある生姜茶、シナモン茶、血行に良い銀杏の葉の茶などをしょっちゅう飲むのも良いです。


正しい姿勢とストレッチング

正しくない姿勢は首や腰に負担をかけます。特に長い時間座ってる受験生、会社員などは正しい姿勢で座る習慣が必ず必要で1持間に一度は立て伸びをするなどストレッチングを通じて首、肩の緊張をほぐした方が良いです。


食べ物はもれなく、しっかり噛んで

クリームをたくさん入れたコーヒー、脂っこい肉、胃に刺激を与える食べ物を避けて、雑穀、野菜など繊維質に富んだものを食べてください。

糖尿病なども慢性疾患がある場合は日ごろから食餌療法を徹底的にしてビタミン欠乏症にならないように注意してください