令和5年8月13日(日)13時~16時、有岡城跡にあるアイホール(伊丹市立演劇ホール)にて、伊丹市伝統文化体験フェス~荒木村重から学ぶ~ こども能楽発表会・新作能「村重」鑑賞会を開催いたしました。
128名の参加で会場内はほぼ満席。
〈有岡mami〉の司会、村重子孫〈ごう〉さんの開会挨拶からスタート。
第1部は能楽師さんによる能のミニレクチャーと楽器の紹介
そして、こども能楽発表会。夏休み親子能楽教室に参加された小学生3人と保護者の方が小鼓演奏と「春日龍神」最後の一場面を見事に演じてくれました。
さらに新作能「村重」作者の能楽師上田敦史さんから、切腹前の利休が村重の霊と対峙しお茶を点てる前半、有岡城の戦いを再現し村重もともに戦わんとする後半、その静と動との場面の比較や2人の心情の現れを能を通して描いたとお話しいただきました。
そしていよいよ第3部、新作能「村重」の上演。今回の能のために上田さんが特別に作ってくださった『新作能「村重」用語解説と現代語訳』を見ながらの鑑賞。
利休と男の会話にお囃子と地謡も加わり、観客は自然と幻想的な世界へと誘われていきました。
男は道薫(村重)の霊だと名乗り、今も有岡に残す執心の思いと戦いで散った一族郎党の無念を晴らしたいと言い消えていきます。
間狂言語りの後、
白いお面をつけきらびやかな衣装に身を包んだ村重が刀を携えて登場。
有岡城の戦いを再現しともに戦わんとするその姿は鬼気迫るものがあり迫力満載。
が、やがて力尽き、村重の手から扇、そして刀が落ちていきます。
茶人に変身した村重は、妻だしと交わした和歌を口ずさみながらこの戦いで散った全ての御霊様とともに昇天していき、能「村重」は終了。
会場は拍手の嵐。素晴らしい能でした。
人は勝っても負けてもいずれは扇も刀も手放さなくてはならない時がやってくる・・・能「村重」の余韻が残る中、能をたっぷり楽しむイベントもそろそろ終幕へ。
主催者の有岡小学校区まちづくり協議会会長の滑川さんよりみなさまへの閉会の挨拶をもって全てのプログラムが無事終了しました。
とても素敵な会になりました。
お越しくださったみなさま、発表くださったみなさま、能楽師のみなさま、スタッフのみなさま、ありがとうございました。今回の企画にご協力くださいました全てのみなさまに厚く御礼申し上げます。そして何よりも
「有岡城跡で能を舞い、荒木村重主役の能を鑑賞する」
この千載一遇のチャンスが実現したこと、そしてそれをたくさんの方とともに楽しめたことに心より感謝申し上げます。


















