荒木村重研究会

荒木村重研究会

〜村研スタッフの手作りブログ〜

荒木村重研究会は「荒木村重研究序説」(瓦田昇著)の
発行をきっかけに翌年1999年に伊丹で誕生しました。
例会 歴史探訪 講演会 勉強会 イベント 会報『村重』
の発行や会員交流に役立つ情報を発信しています。

荒木村重研究会のスタッフブログです。 今後徐々に記事を載せて行きますのでご期待ください。
戦国時代の地域史『摂津・河内・和泉の戦国史: 管領家の分裂と天下人の誕生』は、天野忠幸、宇野千代子、新谷和之による書籍です。戦国時代の首都圏であった摂津・河内・和泉(現在の大阪府と兵庫県の一部)の歴史を詳細に描いています。この地域は、畠山氏、細川氏、三好氏、織田氏といった戦国大名たちの興亡を経て、豊臣政権の本拠地となりました。堺や、兵庫津や尼崎の港町の繁栄や、商人や僧侶が新たな文化を担う様子も描かれています。

荒木村重については、第一部第四章「大坂本願寺と織田信長」などに記載されています。

荒木村重の乱を生き抜いた摂津国人にも言及するなど、読んでいて「なるほど」と思う気づき、つながり、発見がある一冊です。



本書では、宗教、経済、文化、城郭など多方面から戦国史を構築しており、目次は次のようになっています。
- 第1部:応仁・文明の乱から大坂の陣までの政治史
- 第2部:宗教勢力、都市、社会史、堺を中心に発展した文化や城郭の特徴

著者紹介:
- 天野忠幸:1976年兵庫県生まれ、天理大学人文学部教授
- 宇野千代子:1969年大阪府生まれ、堺市博物館学芸係長
- 新谷和之:1985年和歌山県生まれ、近畿大学文芸学部准教授

出版 法律文化社 歴墾舎