太子「ズイに行ってて忘れてたけど建設中の法隆寺が完成してる
頃なんだよなぁ、楽しみだ」
太子「∑酷くこざっぱにしてるぅぅぅ(ヒェ~~~)」
太子「∑ちょっと大工さん?法隆寺全然出来てないような、ていうか
全然出来ておまんがな」
大工「法隆寺ならまだまだですよ。だって太子お金けちってボク一人しか
やとってないじゃないですか」
太子「いいじゃん別に」
大工「いいですけど、あと30年はかかりますよ」
太子「∑え~!!困るよそれ!もう出来てると思って妹子に招待状
出しちゃったよ!?」
小野妹子の家。
妹子「ほげぇぇ!アホの太子からだ。何だろ一体」
『アホの妹子へ 法隆寺が出来ましたー、ザマー見ろー。
お土産を持って来い。良いお土産を持って来い。聖徳太子
P・S オフロ上がりに耳掃除をすると、しめっている』
妹子「・・・ムカツク。法隆寺か、行かないと太子怒るだろうな。
行ってちょっと見てすぐ帰ってこよう。・・・二秒くらい見て」
太子「もう小さい小屋でもいいから造るんだ!!」
大工「小屋でいいんですか!?」
太子「急げ!!明日までに造るでおま!!!」
―翌日―
妹子「太子に会うの久しぶりだなー。あ、お土産忘れた。
ま、この辺の草でいいか。あと小石も少々」
妹子「地図だとこの辺だよな、法隆寺」
妹子「これじゃないよなまさか。何か書いてあるけど違うよな。
これが法隆寺だなんてボクは信じないぞ。ここに太子がいたら信じるしか
ないけど・・・」
「ひぇ~~~~~~」
妹子「∑いたぁぁ・・・何か歌ってる・・・ギターの位置低ッ!!」
太子「あ、妹子。よく来たな。待ってたぞ、弾き語りしながら」
妹子「∑弾いてなかったよ!?」
太子「実は弾けないんだよ。今日始めたばっかだから」
妹子「∑それなのにそんな誇らしげにぶら下げてるの!?」
太子「ちっ、うるさいなぁ・・・ギターなんか辞めてやるよぉ!!」
妹子「∑もう辞めたぁぁ!!」
太子「さぁ、とにかく入って入ってぇ♪出来立てホヤホヤの法隆寺だよ~♪
ちょっと変な臭いするけど入って入って~!」
太子「あ、待った。お土産は持って来たろうな(シャキーン)」
妹子「やっぱいります?」
太子「いりまくるよ!!ただで法隆寺に入ろうなんて図々しいにも程があるよ!!片腹痛いわ」
妹子「じゃあどうぞ」
太子「こっちはこれだけが楽しみだ・・・∑はぁぁぁ・・・お前・・・」
妹子「謝りますから太子、そんな凹まないでくださいよ」
太子「草ってお前・・・石ってお前・・・」
妹子「それより、良い部屋ですね太子。落ち着きがあって・・・」
太子「そんなに良い?」
妹子「あ、機嫌直った」
太子「君、中々寺を見る目あるなぁ、妹子」
妹子「寺じゃないよ」
太子「あ、お菓子あるぞ。食べる?ちょっと変な臭いするけど」
妹子「いりませんそんなもの・・・∑あぁ!!臭!!魚臭い!!」
太子「何だよ美味しいのに・・・むっしゃむっしゃ∑(ぶほぁ)」
妹子「∑(・□・´)」
太子「∑マズ!!カニの食べられない所みたいな味がする!!飲み込めない程マズイ!!
妹子、お茶入れて!台所あるから!!」
妹子「え~ボク客でしょー?太子が入れてくださいよ」
太子「ほざきやがれ!私はセッショウだぞ」
妹子「ったく、偉そうに・・・」
太子「偉いもん☆」
コポコポ・・・
妹子「臭かった~・・・台所がなんかカメムシみたいな臭いした・・・床ギシギシゆうし
大丈夫なのか?この法隆寺」
妹子「あ、風呂まで。何で台所とか風呂あるの?この法隆寺。どんなのだろう」
ガチャッ
???「小野、イナフ!」
ダダダダダダ・・・
妹子「∑太子!太子!!お風呂に変な人がぁぁぁ!!」
太子「あぁ、フィッシュ竹中さんね。竹中さんには君の事を教えてあるよ」
妹子「∑名前間違えられましたよ!イナフって言われましたよイナフって!!」
太子「ごめーん、私が間違えて教えちゃったんだ」
妹子「∑何で間違えるの!?ありえないでしょ!!」
太子「お前の名前覚えにくいんだよ!!」
妹子「∑覚えやすいよ!!日本の覚えやすい名前ベスト3に寄付してるよ!!」
太子「じゃあ訂正しておくよ。ムックとかそんなので良いだろ」
妹子「∑良いわけないだろ!!」
太子「あーもううるさいな~!早くお茶くれお茶!!お茶を!!」
妹子「誰がお茶だクソ・・・ムカツク・・・」
妹子「(ダン!)はい、お茶!」
太子「∑モーレツに指入ってるぅぅぅぅ!!!」
太子「さすが私が遣隋使に選んだ男・・・ろこつに地味な嫌がらせしやがる・・・」
妹子「じゃ、ボク帰りますんで」
太子「え?もう帰るの?」
太子「泊まっていきんしゃ~い♪ちゃんと布団もあるぞ?変な臭いするけどぉ」
妹子「∑何で何もかも変な臭いしてんの!?泊まりませんよ!」
太子「何だよ~、枕投げを楽しみにしてたんだぞぉ?ねぇ、頼むよぉ。一生のお願い」
妹子「わかりました。では、その枕貸してください」
太子「はい」
妹子「いきますよ(ボコッ)」
妹子「じゃ、そういう事で。お邪魔しました」
太子「∑待ってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
太子「どこの世界にこんな悲しい枕投げがあるんだ!!ボスッってお前!!こっちは
一生のお願い使ったんだぞコラァァァァ!!!」
太子「もっと本気でガンガンこんかぁい!!」
妹子「でも太子、本気でやると枕でも痛いですよ」
太子「見くびるな!!枕だろうが石だろうが華麗に避けたるわい!!」
妹子「そうですか。じゃあ遠慮なく。てい!!」
太子「ポピー!!!!!」
今日のポピー。
妹子「直撃じゃないですか太子。避けてくださいよ」
太子「石はやめろ・・・石は・・・」
妹子「だって避けるって言うから・・・」
太子「わかったよ。何でもアリのルールでいいんだな・・・知らんぞお前・・・」
妹子「もう帰っていいですか?」
太子「それならこっちにも考えがあるんだぞコラァ・・・」
太子「思い知れ!!湯飲み真っ直ぐアタック!!!」
妹子「危な!!!」
太子「早ーーー!!!!(グサッ!!)」
妹子「ゆ、湯飲みが刺さった」
太子「お前許さん・・・マジで許さん妹子・・・」
妹子「えー?今のは太子の自業自得じゃないですか」
太子「黙れ!!私の辞書に自業自得なんて言葉はないんだ!!」
妹子「∑何て自分勝手な辞書なの!?」
太子「自分勝手なんて言葉もない・・・食らいやがれ!超必殺、飛鳥文化アタック!!!」
妹子「∑暴れないでください!!こんな狭い部屋で!!」
太子「あ、避けられた」
太子「背中痛ー!!」
妹子「あ、じ、地震!?」
太子「は!今の衝撃で法隆寺が崩れそうだ!!」
妹子「∑崩れそうなの!?」
太子「実はこの法隆寺、急いで適当に作ったから柱とか結構ユルユルなんだよね」
妹子「∑ユルユルなの!?」
太子「チクショー!!こんな事なら妹子なんかに伝説の技使わなきゃよかったー!!!」
妹子「∑それより太子!!早く外に逃げ・・・」
ぐしゃっ
太子「私は・・・諦めないぞ、妹子。頑張ってギター、続けてみる」