今般、新たに二組の雛形集の型紙を作製した。
双方とも、可能な限り原本の形をそのままお届けできるよう努めたつもりである。これらに基づき、より好もしい姿を探り仕立てる最も愉しい作業の余地は充分に残っているだろう。

1.『吉良流折形』
ここに見るのは「絎帯」の包みとその応用例であるが、他にも幾つか、”濃ゆ~い”ものを見出すことができよう。
 
 
2.『小笠原流折形百品』
一方、こちらには至って穏やかな面々が揃っている。百品とあるが、手許に預かっているのは90点のみ。
 
 
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さて、ここからは営業モードに移行いたします m(_ _)m

今秋、私の敬愛する尾崎聡子師匠(ラッピング工房・OZ 主宰)と共に大阪よみうり文化センターにて、折形の講習会を開催いたします。

@天満橋:3回連続の講座
 
10月18日、11月15日、12月20日(いづれも金曜日、10:30~13:00)
 
当方は折形の来歴などをお伝えするほか、数多くあるカタチを幾つかの類型に分けて捉え、その代表例を皆さまと共に折ってゆくことを通じて、先人の眼を我が手に引き寄せるお手伝いができるよう進めて参る所存です。
尾崎師匠からは立ち鶴のポチ袋や屠蘇蝶(屠蘇飾り)など、迎春準備に役立つ面々をご紹介!
詳細はこちらをご覧下さいませ。
 
 
 
この他、神戸にても12月6日(金)午後、お正月に関わることどもに的を絞っての単発講座を予定しておりますが、詳細はまた後日。

なお、当方はスカタンながらも商売人でありますゆえ、礼法仰いでお客様に説教を垂れるようなことはいたしません。
はじめてのお方様にも折形の世界を楽しんでいただける内容にいたしたいと思っております。
 
どうぞご安心をいただき、お付き合い賜わりますように m(_ _)m