この度、当方手許の『小笠原折形』と題された150点から成る雛形集の型紙(展開図)を作製した。

 

ご覧の通り、随分粗雑な仕事である。
ここでは多少の補正を加えつつも、可能な範囲で原本の歪みを温存しお手許にて再現できるよう努めた。おそらく、各種贈答機会や主要年中行事に向けての、すぐに用立つ整えられた型紙はここに見出し得ないであろう。
 
一方、既定の型紙に倣う再生産に飽き足らず覚ゆること稀ならざる御仁におかれては、かくの如き歪みをはらんだものどもを、各人好もしき姿に仕立て直す作業は、新たな目を獲得する契機となるやもしれぬ。無論、単なる時間の浪費に終始する可能性もあろうけれど。
 
毎度の如く、目を凝らせど判別し難き異同も多分に含まれようが、原本近似の型紙に加え、過半(?)のものについては当方なりの修正を施した私案をも示した。お役に立ち得るものなれば幸いである。
 
なお、私の作業を好意的に受けとめていただけるのはまことに有り難い次第であるが、全頁を印刷するなどといった暴挙はくれぐれもお控え願いたい。既にして大量のコピー用紙を資源循環過程に再投入し続けている。自責の念を禁じ得ない。
必要あらば、その都度都度に m(_ _)m
 
ファイルは google-drive からダウン・ロード可。