令和5年11月22日に、令和5年度荒川区議会定例会11月会議の一般質問が行われました。

 

一般質問を行った山本剛(やまもとごう)議員の質問「京成線の高架下の利用について」と、それに対する土木担当部長の答弁を記載します。

 

※ この記事の「」内に記載している発言は、音声を文字起こししたものです。不正確な部分がある恐れがあります。また、「」内の()は筆者注です。「」内の漢字やカタカナ、ひらがな等の使い分けは筆者の解釈によるものです。ご了承ください。

 

 

 

4:00~ 一般質問「京成線の高架下の利用について」

17:20~ 土木担当部長答弁

 

 

山本剛(やまもとごう)議員 一般質問(3)「京成線の高架下の利用について」

 

 

山本剛(やまもとごう)議員(ゆいの会)

 

 

「(前略)

 

次はですねえ、生活の環境向上策として、京成ガード下の利用をお伺いします。

 

昨今、日比谷線の中目黒駅周辺やJRの御徒町と秋葉原駅の周辺に、ガード下での個性的なまちづくりが注目されております。かつての賑いという意味ではですね、町屋駅前も素晴らしい光景が平成の初めぐらいまではありました。京成ガード下一帯と都電沿い両方ですねえ、飲食店を含む一大商店街が十字に広がっておりました。人気の喫茶店と町中華の店主がお互いの常連であり、しきりに行きかう様子は昭和を物語るものでした。今後もストーリー性に富んだガード下の活用が望まれます。

 

日暮里周辺には、道灌山通りとの結節点にスーパーができ、花の木橋交差点から町屋駅にかけては店舗や保育園が出来てきました。一方、駅前の踏切から隅田川の方面にかけては、長い間店舗が無かったものが、スーパーが出来ました。その店から駅寄りの区間は、ガード下だけでなく、道路との敷地を一定幅、京成が所有しているところもあると聞いております。この辺りであれば駅から近く、広さもあり、まだまだ店舗やふれあい施設が入っても良い気がいたします。京成ガード下の利用についての経緯や、区の見解をお伺いします。(後略)」

 

 

 

土木担当部長 答弁

 

 

「(前略)

 

次に、京成電鉄の高架下利用に関するご質問にお答えいたします。

 

区では、これまでも京成電鉄に対し、地域の活性化や賑いの創出につながるよう、高架下の利用促進を要望してきており、日暮里駅から町屋駅までの区間におきましては、平成29年の耐震補強工事の完了以降、保育園、駐車場及び駐輪場といった公共的な施設に加え、スーパーマーケットやドラッグストアなどの商業施設が整備されてきております。

 

町屋駅から隅田川までの区間につきましては、耐震補強工事の時期が遅れたため、現在は商業施設1店舗のみの高架下利用となっておりますが、この区間は藍染川通りに面しており、人通りも多いことから、店舗等による利用に適した場所となっております。

 

加えて、議員ご指摘の通り、町屋駅に近い区画の一部におきましては、高架下だけで無く、藍染川通りと京成高架との間に一定の幅で京成電鉄の所有する土地があることから、幅広く活用方法が考えられるところでございます。

 

区といたしましては、高架下の利用は、地域の活性化のみならず、防犯性や景観の向上にも寄与するものと認識しておりますので、利用促進に向け、引き続き高架下を管理する京成電鉄と検討をしてまいります。」