令和5年11月22日に、令和5年度荒川区議会定例会11月会議の一般質問が行われました。

 

一般質問を行った山本剛(やまもとごう)議員の質問「ゆいの森付近の下水道工事について」と、それに対する土木担当部長の答弁を記載します。

 

※ この記事の「」内に記載している発言は、音声を文字起こししたものです。不正確な部分がある恐れがあります。また、「」内の()は筆者注です。「」内の漢字やカタカナ、ひらがな等の使い分けは筆者の解釈によるものです。ご了承ください。

 

 

 

2:10~ 一般質問「ゆいの森付近の下水道工事について」

15:30~ 土木担当部長答弁

 

 

山本剛(やまもとごう)議員 一般質問(2)「ゆいの森付近の下水道工事について」

 

 

山本剛(やまもとごう)議員(ゆいの会)

 

 

「(前略)

 

2つ目は、京成ガード下の活用や、下水道など荒川自然公園周辺の地域の生活環境向上について伺います。

 

現在、ゆいの森付近におきまして、下水道の工事が行われております。この工事は、ゆいの森・ゆいの森通りに新しい下水管を埋設しているもので、将来的には荒川2丁目・7丁目を中心とするエリアの下水は、尾久の原防災通りの下に埋設されている西日暮里幹線に流れるようにするとのことです。最終的には、このエリアの下水がどのような経路で流れて処理されることになるのか、まず教えてください。

 

藍染川幹線の沿線や三河島水再生センターの近くでは、現在でも時折り下水の匂いのする時がございます。今お尋ねしたエリアの下水道の切り替えが終わり、将来東尾久浄化センターが完成すれば、藍染川幹線や三河島水再生センターを再整備することが可能となり、匂いが無くなることが期待されます。

 

区におかれましては、地域の切実な思いを是非ともご理解いただきまして、少しでも早く下水道や下水処理施設が完成するよう、下水道局に働きかけていただきたいと思いますが、見解をお伺いします。(後略)」

 

 

 

土木担当部長 答弁

 

 

「ゆいの森付近の下水道工事及び藍染川幹線周辺における臭気の問題に関するご質問にお答えいたします。

 

藍染川幹線につきましては、藍染川の上部を覆蓋(ふくがい)している構造であり、道路の雨水を排水するマスと地下の幹線が直結しているため、臭気が外に漏れやすくなっており、この臭気の問題を解決するには、藍染川幹線や三河島水再生センターの再構築が欠かせないものとなっております。

 

議員ご指摘の、現在ゆいの森付近で実施しております下水道工事につきましては、アクロスあらかわ(荒川区立障害者福祉会館)東の交差点付近から、ゆいの森通りを経由して、区役所の横にある実のなる木公園までをつなぐ下水道管を整備するものでございます。この間が完成し、補助90号線の道路整備にあわせて行われる排水範囲の切り替えが完了すれば、現在藍染川幹線を経由して三河島水再生センターに流れている荒川2丁目・7丁目エリアの下水は、東尾久浄化センターに流れることとなります。

 

この一連の工事のほか、周辺地区の下水道の再構築が完了するとともに、将来東尾久浄化センターの下水処理施設が完成すれば、藍染川幹線に流れている下水の量を減らすことが出来るため、この幹線や三島水再生センターの再構築するための条件が整います。

 

従いまして、区といたしましても、下水道施設の工事が円滑に進むよう、工事場所の提供など、出来る限りの協力を行うとともに、下水道局に対し、これまで以上に積極的に工事を推進するよう、働きかけをしてまいります。(後略)」