あらかわリサイクルセンター」は、荒川区内で回収した資源ごみを中間処理する、荒川区直営の施設です。

(「あらかわリサイクルセンター」荒川区公式サイト(2023年4月18日閲覧))

 

あらかわリサイクルセンターが中間処理(破砕、圧縮など)を行うのは、

「瓶、缶、食品用トレイ、ペットボトル」の4種類です。

 

あらかわリサイクルセンターが行う中間処理の中で、

資源にできないゴミが出た時は、産業廃棄物として処分されます。

財政負担を増やさないように、きちんと分別しましょう。

 

あらかわリサイクルセンターに行くと、

2階からガラス越しに中間処理の様子を見学できます。

職員さんの説明を聴きながら見学すると、より理解が深まります。

 

(「あらかわリサイクルセンターの施設見学」荒川区公式サイト(2023年4月18日閲覧))

 

以下の説明を読む前に、この動画を見ると分かりやすいです。

(「あらかわリサイクルセンター施設紹介」YouTube 荒川区公式チャンネル(2023年4月18日閲覧))

 

 

 

瓶には、「リターナブル瓶」と「ワンウェイ瓶」の2種類があります。

 

「リターナブル瓶」は、メーカーが再使用(リユース)する瓶です。

どの瓶が「リターナブル瓶」かを記憶しており、目視で分別します。

分別された「リターナブル瓶」は、それぞれのメーカーの下に運ばれて行きます。

 

「ワンウェイ瓶」は、使い捨ての瓶です。

緑色、茶色、白色(透明)の3種類に手作業で分別して、

それぞれ機械で大まかに破砕します。

破砕された「ワンウェイ瓶」は、あらかわリサイクルセンターから再生事業者の下に運び込まれ、さらに処理されてカレットになります。

カレットは、瓶などの原料として利用されます。

 

 

 

あらかわリサイクルセンターでは、「スチール缶」と「アルミ缶」の分別と圧縮を行います。

圧縮された缶は、ベール(かたまり)になります。

 

缶の分別と圧縮は、機械が自動で行います。

「スチール缶」は、磁石で吸着して分別します。

「アルミ缶」は、磁石で渦電流を発生させて、

磁石から遠ざかる力を利用して吹き飛ばして、非金属と分別します。

 

「アルミ缶」専用の分別、圧縮する機械もあります。

 

アルミニウムは、ボーキサイトからアルミナを取り出し、

アルミナを電気分解して作られます。

アルミナを電気分解する時に大量の電力を必要とするため、

「アルミ缶」をリサイクルする需要が高く、「アルミ缶」の買取価格も高いです。

 

 

食品用トレイ

 

あらかわリサイクルセンターでは、手作業で異物を取り除いた後、

食品用トレイ」を砕いて、溶かして、インゴット(かたまり)にします。

 

黒色の「食品用トレイ」とその他の色の「食品用トレイ」を分けて、上記の作業をします。

 

 

ペットボトル

 

あらかわリサイクルセンターでは、「ペットボトル」を圧縮してベール(かたまり)にします。

 

「ペットボトル」は、圧縮してもバラバラになってしまうため、

プラスチックのバンドで括って、ビニールを全体に巻き付けます。

圧縮とバンドで括る作業は、機械が自動で行います。

 

 

お知らせ

 

資源を利用した工作教室が無料で開催されており、

とんぼ玉づくりや着物のリフォームなどが体験できます。

開催日などの詳細は、下記のサイトをご確認ください。

 

(「あらかわリサイクルセンターの工房・教室(無料)」荒川区公式サイト(2023年4月18日閲覧))

 

 

中型家電(一辺が50cm以下の電気コード付きの家電製品)をあらかわリサイクルセンターに持ち込めば、無料で回収してくれます。

ただし、事前に申込む必要があります。

 

(「50cm以下の家電製品リサイクル」荒川区公式サイト(2023年4月18日閲覧))

 

 

参考資料

  • あらかわリサイクルセンターに展示されているパネル
  • あらかわリサイクルセンターで配布されている冊子
  • 記事中のリンク先