「9月の電気代が、また上がるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
2026年9月使用分は、大手電力10社すべてで標準家庭向けの料金が上がる見込みです。でも、まだ暑さが残る時期。エアコンを我慢する前に、明細・お手入れ・契約の順で確認してみましょう。
9月の電気代はなぜ上がる?
8月28日の発表では、9月使用分の標準家庭向け電気料金は、大手10社で前月より252~509円上がります。大手都市ガス4社も237~307円の上昇です。
理由の一つは、政府による電気・ガス料金支援の縮小です。家庭向け低圧電気の値引き単価は、8月使用分の4.5円/kWhから、9月使用分は3.5円/kWhへ。都市ガスも18円/㎥から14円/㎥になります。
燃料価格なども料金に影響するため、「補助が減る分だけ上がる」と単純には計算できません。
発表された金額は標準家庭のモデルです。実際の請求額は地域、契約、使用量、検針期間で変わります。また、暑い日は節約のために冷房を我慢せず、室温と体調を優先してください。
9月の電気代を見直す3つの順番
1.請求額と使用量を分けて見る
最初に見るのは、請求額だけではなく使用量の「kWh」です。
料金が上がったからといって、すべてが使いすぎとは限りません。Web明細や検針票で、使用量と現在の料金プランを別々に確認すると、家計で手を入れる場所が見えやすくなります。
中学生と小学生がいる4人家族では、家族の在宅時間や部屋の使い方でも使用量は変わります。まずは誰かを責めず、数字を一緒に見るところからで十分です。
2.エアコンは止めず、フィルターを確認
厚生労働省は、熱中症予防のため、屋内ではエアコンなどで温度を調節し、室温をこまめに確認するよう案内しています。
だからこそ、冷房そのものを削るより、まず効率を落とす原因を減らしたいところです。
資源エネルギー庁は、フィルターを月に1~2回清掃する方法を紹介しています。掲載例では、目詰まりしたままの場合と比べて年間31.95kWh、約990円の節約とされています。ただし、実際の効果は機種や使い方によって変わります。
3.料金プランは条件まで読む
使用量が変わっていないのに負担が重いと感じたら、現在の料金プランも確認します。
ただし、プラン変更や電力会社の切り替えで必ず安くなるとは限りません。電力・ガス取引監視等委員会も、契約条件や解約金をよく確認するよう案内しています。その場で決めず、今の契約と同じ条件で比べたいですね。
電気の明細を開き、「請求額」「使用量」「料金プラン」の3か所をメモする。余力があれば、エアコンのフィルターも確認してみましょう。
支援をかたるメールには注意
2026年7~9月使用分の電気・ガス料金支援は、毎月の請求へ直接反映される仕組みです。利用者が受け取りを申請する必要はありません。
資源エネルギー庁は、支援の受け取り手続きとして個人情報や手数料を求めるメールに注意を呼びかけています。不審なリンクは開かないようにしてください。
まとめ
9月の電気代が上がると聞くと、すぐに使用を減らしたくなります。
でも、家族の安全を削る節約は続きません。まず明細で使用量を確認し、エアコンのお手入れをして、それから契約条件を見る。この順番なら、慌てずに家計を整えられると思います。
参考情報(2026年8月30日確認)
- FNNプライムオンライン「9月の電気・ガス料金 大手14社全て値上がり」
- 資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」
- 資源エネルギー庁「空調|無理のない省エネ節約」
- 厚生労働省「熱中症を防ぎましょう」
- 電力・ガス取引監視等委員会「消費者向けQ&A」
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