お盆が近づいてきています

一般的にお盆というと8月が多いですが東京は7月がお盆です。

 

私の実家のお墓には父が入っていますし

ダンナの両親も既に他界しているのでお墓はあります。

ただ、ダンナは長男ではないので私達夫婦のどちらかが旅立った時には

我が家の墓は自分たちで建てなければと思っていたのですが

最近、ちょっと考えるようになりました。

 

私の実家の墓には父以外に父の姉が眠っています。

父の姉(私の伯母)は結婚して子供を産みましたが子供が3才の時に急死。

今から45年前の事で、生活も苦しく、すぐにお墓は建ててもらえず

その後、子供がまだ小さかったことからご主人は再婚しました。

 

父の姉のお骨は寺に預けたまま状態で何十年も過ぎ

忘れ形見の子供も自分の母親の顔すら覚えておらず

今更何十年も前に亡くなった実母の遺骨を引き取る気もない事が分かり

私の母が、

それでは余りにも義姉さんが可哀そうだ

と思い、私の父の墓に納骨しました。

 

今、父の兄が82才になって肺がんの末期で、いつ訃報が入るかと覚悟はしています。

この、伯父(父の兄)ですが、80才近くになって離婚し、再婚しました。

再婚といっても、今の奥さんは入籍する前から数十年もの間いわゆる愛人関係でした。

 

では、なぜ今更80にもなって

離婚だの、再婚だのと面倒な事をしたのか不思議でしたが

伯父に愛人がいる事は先妻も、

先妻との間に生まれた子供達も知っていたのですが

伯父は会社を経営していて息子が専務でした。

伯父が80になる少し前、社長の座を息子に譲り、伯父が引退した途端に

先妻及び子供達から酷い仕打ちに合い、

伯父は家を出て一人で小さな一間のアパートを借りて住んでいたらしく

その事を知った愛人(今の奥さん)が

 

そんな歳で一人で暮らして、何かあったらどうするの!!

 

と、伯父を完全に引き取ってくれました。

 

伯父は自分名義の資産はなく、

年金しか収入がなく、その年金も離婚とともに3分の1を

別れた奥さんに入るようになっていて

せめて自分が死んだ時、

遺族年金だけは今の奥さんに入るようにするためにと考えたようです。

 

今の奥さん、伯父と知り合った時は若かったのでクラブのホステスだったそうですが

今は61才でホテルのベットメイキングのパートです。

愛人とは言っても、その頃、伯父の会社は経営が芳しくなく

毎月生活費をもらっていたとかではない事は私も察します。

ただただ伯父を純粋に愛していただけなのです。

伯父と血の繋がりのある私の立場としては、今の奥さんにただただ感謝です。

 

その伯父も、もうそんなに永くは生きられません。

この前、伯父の見舞いに行った帰り、今の奥さんとお茶したのですが

私に申し訳なさそうに言われました。

 

自分はお墓を建てる意思がないという事です。

 

建てたところでその後、代々と守ってくれる人がいない。

だから自分が死んだ時は自分の姉妹に後処理を頼んでいるそうですが

伯父のお骨をどうしようか迷っていると。

 

私は奥さんの言う事も、気持ちもよく理解できます。

なので言いました。

 

伯父が亡くなったとしても伯父の子供たちはお骨を引き取るどころか

葬式にすら来るかどうかも分からない。

その時は、伯父のお骨は私の父の墓に入れましょう。

今、父と父の姉が入っていて、

伯父にとっても自分の弟と姉で、兄弟・姉弟3人で入れば淋しくないでしょう

 

そういうと、少し安心したような顔になりました。

 

私はつい最近までは墓を建てるのは当たり前だという考え方でした。

でも、現実に身近にこのような問題がおきて

我が家も子供は息子と娘が一人ずつ。

自分たちの墓を建てたとして

もし息子が生涯独身だったらはてなマーク

少子化の時代、墓じまいも結構な金額になりますよね・・・