奈良市富雄のコインランドリー 洗い屋本舗サニー富雄店です。
関西は梅雨入りして半月になりますが、今年は雨が少なく良い天気の日が多いです。
そろそろ梅雨明けしそうな感じですね。
先日の記事 では梅雨入り前に乾燥機をメンテナンスした様子を書きましたが、天候に売り上げが左右されるのはコインランドリー業の宿命です。今年は乾燥機の稼働が少なく、代わりに洗濯機が良く回る日が続いています。
本当は梅雨明けしてからで良いかなと思っていたのですが、大型洗濯機の稼働率が想定していたよりも高いので急遽メンテナンスを行いました。
作業はいつもどおり閉店後に行います。
閉店時間の24時前に出勤しましたが、この日も大型洗濯機が稼働中だったため、01時頃から作業を開始しました。
今回メンテナンスするのは大型洗濯機の排水バルブです。
前面カバーを開けて行います。
ここが不調になると排水が十分に出来ず、洗濯物の脱水がしっかり出来なくなったりエラーが出ます。
特に寝具や敷物など大きな洗濯物は脱水の良し悪しで乾燥時間が全然違いますからね。
排水バルブはこんな構造になっています。
モーターで半月形の部品(カム)を動かす事によってシャフトを押し上げバルブを閉じます。
狭いところに取り付けられているので、工具や手がうまく入らなかったりしますが何とか外せました。
今回メンテするのはカムを動かすための部品ですが、こうして裏側に固定されているので取り外しに手間がかかります。
これがモーターユニットで、モーター部分とギヤボックスが一体になっています。
今回メンテナンスするのはギヤボックスです。カバーを開けるとこうして歯車がたくさん入っています。
車やバイクで言うトランスミッションですが、小さいモーターでも大きな力が出せるように変速させる装置です。
長年使用していると油切れを起こしてギヤの動きが悪くなります。
歯車を全部外して清掃し、新しいグリスを注油します。
大型洗濯機は3台あります。構造は全部同じですが、小さい洗濯機になるほど手が入りにくいので時間がかかります。
待機中はバルブが閉じていますが、分解しているとセンサーが異常と認識してエラー表示させます。
然るべき状況でちゃんとエラーが表示されるかも大切な点検のうちです。
メンテナンスが終わったら給水から排水、脱水までひととおりの動作に問題が無いかテストします。
早く作業に入れたらスニーカー洗濯機もメンテする予定でした。
ブラシの抜け毛?が多くなってきたので交換するつもりでした。
部品は全て揃えてあるのですが、これはまた次回に回しましょう。
照明や防犯装置を閉店状態にして今夜の作業は終了です。
今回の作業は全て店内で行えたので快適でした。
機械を裏側から分解する時はバックヤードに回っての作業になりますが、狭くて暗いしエアコンも無いので、この時期はなかなかハードです。
このブログ、本当は主婦層の方々に向けて上手なコインランドリーの使い方や洗濯の豆知識的なものを発信していくつもりで始めたのですが、最近どうも方向性が変わってきたなぁ。
さわやか路線を目指していたのですが、職人系になってきたように思います。
何とかネタを考えなければ・・・。
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洗い屋本舗サニー富雄店
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