7月10日は・・・ | コインランドリーre-lucks富雄店(旧洗い屋本舗サニー富雄店)

コインランドリーre-lucks富雄店(旧洗い屋本舗サニー富雄店)

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奈良市富雄のコインランドリー 洗い屋本舗サニー富雄店です。


本日の記事は私事ですが、7月10日は親父の命日です。

7年前に当店を立ち上げたのが親父ですが、生前は多くのお客さまに親しくしていただき大変感謝しております。

この店で色々な方とお話出来るのが楽しいと話しておりました。


親父は4年前に病のため64歳で他界しました。


今思えば仕事人間で家庭内では無口、厳格でいわゆる「家族思いのよいパパさん」というタイプではありませんでした。

小学校の時は塾や習い物の毎日で、日曜日は早朝からテニスに連れて行かれ、帰宅後は問題集をどっさり与えられてそれが出来るまで外出禁止、テレビゲームも買ってもらえまないという教育家でもありました。辛かったですが、おかげで4科目の成績はトップクラスでした。でも何故か体育はダメでした。

中学、高校と進学するに連れて自由にさせてもらえるようになりましたが、生活態度には色々と注意されたものです。


何か悪さをした時は、親父に知られるのが一番怖かったです。

また、何か手柄を立てた時は親父に褒められるのが一番嬉しかったです。


まあ色々と恨んだ時期もありましたが、いざという時は一番頼りになる「絶対的な存在」であり、背は自分の方が高いはずなのに、背中がいつも大きく見えていました。


長年勤めた三洋電機を定年後、仕事の経験を生かしてコインランドリー店を立ち上げてました。

それから約3年後、ちょうど軌道に乗り始めた頃に末期の胃癌が発見されました。

それから一年余り後に他界しました。

闘病で痩せ衰えていく姿を見るのは辛いものですが、事故や災害で突然亡くなられた方のご遺族に比べると気持ちの準備期間があっただけマシかもしれません。


それまで余り会話することはありませんでしたが、最後の一年間は色々と話しましたし家族旅行にも行きました。


終末期の介護は大変で、入院先に母と妹が交代で泊まる毎日でした。

その頃自分はバイクショップと、引き継いだコインランドリーの二束のわらじで多忙を極め、定休日に顔を出すぐらいしか出来ませんでした。

母と妹には今でも深く感謝しています。


他界する数日前、一日だけですが時間を作って自分が介護のため病室に泊まりました。

泊まったとは言っても介護で寝る時間は無く、一晩色々話しをしました。

身体を大切にしろから始まり、母の面倒をしっかり見ろ、たった一人の兄妹だから仲良くしろ、仕事だけでなく家庭も大切にしろ、人とのご縁を大切にしろetc・・・

最後まで注文が多いです。

親父の代わりにはなれませんが、まあそこそこ頑張ってるつもりです。


体力が無くなり喉にチューブを通しているので会話も苦しい状態でしたが、率直な疑問をいくつか親父にぶつけました。


いい人生だったか?と聞くと、友達や同僚など人に恵まれたいい人生だったと言いました。


死ぬのは怖いか?と聞くと怖くないと言いました。


親父がいなくなってもうまくやっていけるかな?と聞くと黙ってうなずきました。


そして親父からの最後の教えは

「暗い暗いと嘆くより進んで灯かりをつけましょう」

という言葉でした。


出来ないと諦める前に出来ると思ってやってみろとか、皆が不平ばかり言ってても良くならないから自分が先頭に立って状況を変えろ、という意味です。

これは自分の信条として心の中で時々つぶやいています。


いつまでも あると思うな 親と金 


ご両親が健在な方には、後悔しないようにしっかり親孝行していただきたいものです。

介護や扶養など「生活の面倒を見る」のも大切な事ですが、苦労しながらも根性を出して頑張ってる姿を見せるのも立派な親孝行だと思います。


うーむ、かなり暗いネタになってしまった。

自分の日記として何年か先に読み返したいという気持ちもあって書かせていただきました。


それではごきげんよう!!


奈良県奈良市三松1丁目6-4

洗い屋本舗サニー富雄店

OPEN:6時~24時 年中無休

HP:http://www.lococom.jp/mt/coinlaundry/

E-mail:hino_t@opal.plala.or.jp

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