先日経済アナリストの森永卓郎さんがステージ4のすい臓がんであることを公表されました。

 

すい臓がんのリスクファクターとして肥満、糖尿病、喫煙、飲酒、すい臓がんの家族歴があると、すい臓がんになる危険性が上がることが分かっています。

 

森永さんは2016年にライザップで劇的にやせたことが有名ですが、それまでは167㎝で89㎏の肥満で糖尿病があり、ヘビースモーカーでもあったそうです。

 

ダイエットに成功した後は健康的な生活習慣を続けておられたましたが、今回すい臓がんステージ4という結果になってしまいました。

 

がん細胞は10~20年かけて発育すると推定されており、森永さんがダイエットに成功した頃にはすでにがん細胞がある程度発育していたと考えられます。

 

たばこも禁煙すると肺がんのリスクは減ってはいきますが、禁煙後しばらくたってから肺がんが発覚することも多々あります。

 

がん予防は若いときから早めに取り組むのが重要です。がん予防12か条を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1.たばこは吸わない

2.他人のたばこの煙を避ける

3.お酒はほどほどに

4.バランスのとれた食生活を

5.塩辛い食品は控えめに

6.野菜や果物は不足にならないように

7.適度に運動

8.適切な体重維持

9.ウイルスや細菌の感染予防と治療

10.定期的ながん検診を

11.身体の異常に気がついたら、すぐに受診を

12.正しいがん情報でがんを知ることから

 

膵がんの予防については、魚に含まれる不飽和脂肪酸の摂取が有効である可能性が医学研究で示唆されています。この研究では魚をよく食べる人はあまり食べない人と比較して膵がんが3割少ないという結果でした。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3749.html

 

 

サバには不飽和脂肪酸が豊富に含まれていて、心臓病の予防にも有効です。