これまで医師になってから22年間勤務医を続けてきました(厳密に言うと大学院生の時期もありましたが)。

 

しかし、今回思い切って勤務医を辞めてクリニックを来年開業することに決めました。

 

病院の勤務医をしていると経営や事務的な仕事は他の人がやってくれて、自分は医療にある程度専念できるメリットがあります。

 

ただ、病院では病気や高齢で既に健康を失ってしまった人が多いのが実情です。

 

病気や加齢で体力や認知機能が落ちた人に高額な医療費をつぎ込んでいるわけです。

 

治療を受けていることが認識できない認知症の高齢者をしばりつけて点滴することにどれだけ意味があるでしょうか。

 

最近は抗がん剤治療が進歩して、かなり生存期間も延びていますが、それだけ医療費もかかるようになっています。

 

もっと早く内視鏡検査をしていたら内視鏡での切除で完治でき、高額な抗がん剤も使わずに済んだはずです。

 

そもそもピロリ菌の除菌をしたりポリープの段階で切除しておけば胃がんや大腸がんは予防ができます。

 

こうしたことに疑問を抱くようになり、予防や早期発見に重点をおいてクリニックを開業することを決意しました。

 

経営や事務については、これからしっかりと勉強して準備していきたいと考えています。

 

このブログで開業の準備状況についても発信していきたいと思います。