最近砂糖入りの商品に砂糖税を課す国が増えており、約50か国で導入されています。

 

砂糖を始めとした糖質は、お酒やたばこと同じように依存性のある嗜好品で、健康への悪影響が大きいです。

 

虫歯の原因となるだけでなく、肥満や糖尿病を引き起こし、心臓病や腎臓病、認知症、一部のがんなど、さまざまな病気のリスクになります。

 

特に加糖飲料は高血糖や肥満を起こしやすく、下図のようにフライドポテトやポテトチップスに次ぐ体重の増えやすい原因です。

 

 

そのため清涼飲料水を課税の対象としている国が多いです。

 

砂糖だけでなく、ぶどう糖果糖液糖などのシロップも同様のリスクがあり課税の対象となっています。

 

実際に砂糖税を導入した国や地域では、加糖飲料の消費量が減る効果が確認されているようです。

 

日本人は欧米と比べると肥満は少ないですが、欧米人よりも糖尿病になりやすく、約1千万人の糖尿病患者がいると推計されています。

 

日本でも砂糖税を導入することで、国民の健康増進のメリットが期待できると思いますが、まだ具体的に検討はされていないようです。

 

お酒やたばこと比べると安く買うことができる清涼飲料水ですが、誘惑に負けないように注意が必要です。