松坂が今シーズン当初サイヤング賞を目指すと語っていた。


僕は無理だと思った。


かつて星野氏が解説者として招かれた時、氏は「ストライクゾーンで勝負しなければ大丈夫だ」

と言っていたことを覚えている。
 
無責任な話だ。


そんな戦法がシーズン終盤まで通用する訳がなかった。


待たれるとボールが先行した。


これは野茂も同じだった。しかし野茂の方がストレートの球質が重く、ストレートを非力なプレヤーにホームランされることはなかったからだ。


松坂は昨シーズン 非力なケニー・ロフトン(180cm86kg)にサヨナラホームランきしていた。

通算 17年 2103試合 本塁打130本 2004 3本 2005 2本 2006 3本 

メジャーを代表するベケット(196cm 99kg)やサバシア(201cm 131kg)は、最初の1.2球をストレートでストライクゾーンに投げる。


球威や球質の重さから、ほとんどボールはヘアゾーンには飛ばないのだ。


そしてカウントで追い込んでストライクゾーンからボールなるボールで勝負しているのだ。


ストレートをストライクゾーンに投げてストライクが取れるピッチャーと、それが取れないピッチャーでは天と地程の開きがあるからだ。







ミルウォーキー・ブルワーズのオーナーを長年務め、チームの経営難に苦慮した経験を持つ、バド・セリグは、

コミッショナーに就任し、収益分配制度という戦力均衡策を導入した。


しかし中には貧乏球団でありながら、実績を上げる例外チームがある。


今期の例外はレイズ、133試合を終えて82勝51敗勝率 0.617はアメリカンリーグトップである。


レイズの球団総年俸は30球団中29位である。


そしてこの球団総年俸と戦力が比例しないと唱え続けてきた球団がある。


オークランドアスレチックスである。


アスレチックスは昨季、9シーズンぶりに負け越しという屈辱を経て、ビリー・ビーンGMがチーム再建を宣言。

今期はエースのヘイレンなど主力を放出し、数年先を見据えた編成に切り替え中である。



このビリー・ビーンのことを書いたマイケル・ルイスは、その著書マネーボールの中で「投手は将来性を見極める


ことが難しい。天性に恵まれた22歳が、ある日突然自分の中で眠っていた才能に目覚めることもある。

うだつのあがらない30歳が新しい球腫を覚えただけで別人に変身することもある。」


この言葉にあるように、今期の松坂は、得意のスライダーが漸く一回り大きい大リーグの公式ボールに馴染んできたのだ


威と制球力を増したスライダーは、以前から同じフォームで投げることができたため、打者にはスライダーとストレートの判定が難しく、頭にはスライダーの残像が残り大振りするチーム、今日の相手ホワイトソックス(本塁打197本 アリーグトップ)の様なチームを得意としたのだ。



データ的にも実証されている。


被安打率が大幅に向上し、与四球が増えたものの(被安打+与死四球)/投球回数 被出塁率も向上した。


被安打率 前期0.993 今期0.760

被出塁率 前期1.387 今期1.364


セカンドにランナーいてフォアボールなら失点にはならないが、ヒットの場合は7割は失点するからである。


残り試合を中4日で予想すると、4日対オリオールズ戦 9日対レイズ戦 14日対ブルージェイズ戦 20日対ブルージェイズ戦 25日対インディアンズとなる。


20日対ブルージェイズ戦以外は地元フェンウェイ・パークでの試合となる。



ブルージェイズにはハラデーが、インディアンスにはリーがいる彼らと、登板日が重ならなければ20勝は可能だろう。


活躍を祈りたい。


被安打率では憧れのグレグ・マダックス を凌ぐ。


2003 ブレーブス時代 マダックス 被安打率 前期0.973 
 


松坂

   防御率 試合数   勝利 敗戦  投球回  被安打 被本塁打 奪三振 

今期 2.82   24    16  2    140回 2/3   107    10    124

前期 4.40   32    15  12    204回 2/3   191   25   201   


四死球 失点 自責点

85    47     44

93   100    100


全盛期のグレグ・マダックス

2002 ブレーブス

防御率 試合数   勝利 敗戦  投球回  被安打 被本塁打 奪三振

2.62     34      16    6    199回 1/3 194     14       118

四死球 失点 自責点

49 67 58



ナショナルリーグ・サイ・ヤング賞:4回、1992年 ~ 1995年

最優秀防御率:4回、1993年 - 1995年、1998年
最多勝利:3回、1992年、1994年、1995年


CC・サバシア サイ・ヤング賞 1回:2007年

ジョシュ・ベケット 最多勝利 1回:2007年



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