カナダのアルバータ州はかつてのゴールドラッシュの賑わいだという。


アルバータ州北東部のアサバスカ地域は、世界1のオイルサンドの埋蔵量を誇る地域で、ここに世界から投資が集まっている。


ここで暮らす大型ダンプカーの運転手の年俸は$125000(1376万円)(1ドル110.12円 2008年8月9日)

高給を求めてアメリカ各地から出稼ぎ労働者たち集まっているからである。


原油価格が高騰し、カナダのオイルサンドは原油価格が1バーレル$30を超えると採算ラインに乗るという。

このオイルサンドを原油換算したカナダの埋蔵量はサウジに次いで世界2位になるという。


カナダ政府は、このオイルサンドの液化事業にさらに11兆円あまりの投資を決めている。






価値をます原油は様々な地域で紛争の火種となっている。


グルジアにロシアが軍事介入した。


グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州に進攻したグルジア軍に平和維持を名目に駐留部隊を置くロシア軍が猛攻を仕掛けたのである。


南オセチア自治州の分離独立を求める組織は、ロシアによって支援を受けている。


南オセチアの人口は10万人、大半がオセット人である、一方グルジアの人口は440万人である。


ロシアが少数民族を支援しているのである。ロシア国内には100を越える多くの非スラブ系民族がいて、その格差が国内問題となっているにも拘らずである。



この不自然なロシアの支援は、グルジアに政情不安起こして、カスピ海の原油をヨーロッパに運ぶために、

敷設したパイプラインの稼働率を下げることにある。





グルジアのサーカシビリ大統領は、北大西洋条約機構(NATO)加盟を叫んでおり、この親欧米的な動きにロシアが苛立ちを強めていたのである。


1991年ソヴィエト連邦は解体され、ロシア連邦が誕生しロシアは民主化した。


民主化の主権は在民である、そして在民の力を支えるものはマスコミであり情報公開を妨げない規制にある。


プーチニズムは民主化には程遠い。


プーチン政権になってから、100人にのぼるジャーナリストが殺害されたり、事件に巻き込まれたりしている。


去年1年間でも、アメリカのフォーブス誌ロシア版の編集長フレブニコフを始め、12人が殺されている。


最も有名な事件は、元ロシア情報機関員アレクサンドル・リトビネンコが、ロシア内起きたテロ組織の犯行に見せるために、行ったマンション爆破事件が、ロシア政府機関(FSB)の自作自演の犯行であることを知り殺害されたとされる事件である。


またジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤは、リトビネンコの殺害が(FSB)の犯行であることを突き止めたために殺害されたとされる。
アンナ・ポリトコフスカヤ  

写真 アンナ・ポリトコフスカヤ


2008年5月プーチン大統領退任、メドヴェージェフ大統領就任、プーチン首相となったが、プーチニズムの変更は見られない。


五輪期間中の石油産出地に近い地域での会戦は、商品市況に於ける原油価格は将来も紛争が絶えず、需給関係がタイトな状況が続くであろうことを、ファンドマネジャーや投資家への宣伝を狙ったものであろう



平和の祭典期間中は歴史的にも休戦になることが多くあった。


胡錦涛も国連の潘基文事務総長も、戦闘行為を中断する「五輪停戦」を呼び掛けている。


欧州連合(EU)議長国のフランスは、ロシアに対してグルジアからの即時停戦の申し出を受け入れるよう求めた。


また英国は、停戦を仲介するため、米国とEUで構成する使節団をグルジアに派遣する意向を明らかにした。



少数民族の支援は確かに必要だろう。しかしこれを錦の御旗にして国に割るようなプーチン流の支援は許されないだろう。ロシアは南オセチアから駐留部隊を撤退させ、国連平和維持軍に委ねるべきだろう。

グルジア軍も南オセチアから撤退し停戦してほしいものである。



リトビネンコ 遺言


「あなた(プーチン大統領)は生命や文明の価値への尊敬がないことを自ら示した。大統領の地位にふさわしくなく、文明国の国民の信頼にも値しないことを見せ付けた」

「あなたはたった1人の男を黙らせることに成功するかもしれない。だが、世界中から起きる抗議があなたの耳元に生涯、響くだろう」



リトビネンコ  


写真 アレクサンドル・リトビネンコ


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