サラリー万葉集 -36ページ目

吉本隆明死去

吉本隆明死去。
いわく言いがたい感じ。
学生時代に出会い、「共同幻想論」「言語にとって美とはなにか」の二冊、というか、三冊にはかなり影響うけた。

でも今は、「んなことよりさぁ~!」という毎日。

ご冥福のお祈りします。
合掌。



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秩父の蕎麦

きょうの昼ごはん。


秩父のそば。
美味しくいただきました。
仕事であちこち。
口福。
嬉しいです。

煙花三月

送孟浩然之広陵
李白
故人西辞黄鶴楼
煙花三月下揚州
孤帆遠影碧空尽
惟見長江天際流

3月になると必ず思い出す漢詩です。
李白が友人のの孟浩然が広陵へと旅立つのを見送るという詩です。

親友である孟浩然は西にあるここ黄鶴楼を後にし、
花煙る三月、揚州へと下っていく。
ぽつんと遠くに、一つだけ見える船の帆が蒼い空に消えて
私は、長江が水平線に流れて消えるのを、ただずっと見ていた。

なんて悲しい詩なのだろうと思う。
そして、すばらしい詩だと思う。
これを学生時代、初めて読んだときに目の前に広がる青い空と、その空に向かって続くがごとき長江の流れが見えた気がした。
正岡子規は「歌よみに与ふるの書」で、歌論は「写生・写実」であるとしています。そして万葉への回帰を説くのですが、表現の基本はそこだなのだと思います。
そして、これこそがそうなんだ、と感じさせる詩です。
風景だけを描くことで、それぞれに無限の風景を想像させる。
無駄なレトリックも、奇抜な表現も何もない。
川に船が浮かび、その川が水平線の向こうに消える。
私はそれをただ見ることしかできなかった・・・。

これを中国の大学で講義しているときに話したところ、日本人はそんなことを考えているのかと、大学生に驚かれました。というよりそもそも、何で日本人がこんな李白などを知っているのか、と。
うむむ。
漢詩、私は専門的に学びましたが、そうでなくとも確か、高校の授業でもあったはず。
NHKでもたまにやっているし。
知らないんだな、今の中国人は、そういう日本人を。

昨今のいろいろなニュースを見ていて、思いは複雑です。
国敗れてサンガリア・・・か。