久しぶりに、作文書いてみました!

こないだ家族で温泉旅行行ったので、その時の模様を。最初に断っておくと、私の家族の記録なので、内容はありませんごめんなさい笑い泣き


では皆さん、メリクリーー!


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今年、兄が親孝行モードにスイッチを入れた。両親は共に温泉がそこまで好きじゃないのだけど、兄はなぜか親孝行=温泉という図式があってどうしても連れて行きたいというので、両親と兄と私の4人で温泉旅行に行くことになった。


場所は西伊豆の堂ヶ島。

実家の横浜からは東名高速に乗って片道3時間くらい、とても田舎らしい(いい意味で)山道を通ってやっと辿り着く場所だ。


朝の10時に横浜を出発。このメンバーで家族旅行をするのは、初めてだと思う。私より8歳上の兄は、年が離れていたからか、そして結婚も早く両親にとっての孫ができるのも早かったからか、ライフステージみたいなものが、私と姉よりも一人だけずいぶん先を進んでいて、私が社会人になってから家族旅行した時も、両親と姉と私という組み合わせが多かった。


冗談ばかり言うテンションの高い兄は、私の友達いわく、私の男版みたいな人で、車が出発するやいなや大きな声で喋り始めた。それと同時に、父に、喋るな!と叱られていた。私語厳禁のドライブなんて聞いたことない。母がこれまた器用な人なので、運転しながら、道中のありとあらゆるものについてコメントしたり、みんなの会話含めすべてのことに絡んでくるため、私と兄が後部座席で騒ぐと、運転中の母の注意が逸れることを父は心配し、静かにしろ!と怒ったのだった。もう、45歳と37歳なのに。

 

私達の実家の近くには、わりと汚い川がある。父いわく、昔は綺麗で泳いでいたこともあったそうだけど、今はそんな気にはとてもなれない様な色をしている。その川で釣りをしている人を見た兄は、汚いねえ、ここで釣った魚を食べるのかね?と言うと、母は、練習じゃない?と言った。練習台にされる魚。。。


変な家族。





そんな感じで始まったドライブだったが、私は前日、番組の忘年会があって睡眠不足だったので、行きの道中はひたすら寝ていた。あとから聞いたら、兄の会社が作っているアプリがあって、そのアプリを甥っ子(兄の息子)が高校の同級生に薦められたという心温まるエピソードとかもしていたみたいなんだけど、私はそれを聞き逃した。



夕刻4時くらいに旅館に到着した。その旅館は西側に窓がついていて、ちょうど夕陽が沈む時間だった。部屋のベランダから美しい夕陽を眺められるのがウリの旅館。退職後カメラを趣味にしている父は、シャッターを切り続けた。続く3人も、各々のカメラで夕陽を撮ったり、自撮りしたりした。









まず最初に夕陽に飽きた兄は、陽が沈んでいる途中に旅館の大浴場に向かった。次に、風呂の準備が済んだ母が。私は父を部屋に残し、母を追いかけた。


大浴場に着くと、まず内風呂であたたまった。まだ夕焼けが綺麗な外のお風呂に向かうと、すだれの様な壁を一枚挟んだ隣の露天風呂には兄がいた。もう空もすっかり暗くなり始めているのに、父がいっこうに現れない。兄に聞いてもまだだと言う。


ご飯の時間もあったので、私と母は風呂から上がり、部屋に戻ることにした。30 分くらい待っただろうか。するとようやく、父と兄が部屋に戻ってきた。聞くと、父は結局私達がお風呂に向かった後も写真撮影をひたすら続けていたそうだ。その父の背中を流すと約束していた兄は、父を待つあいだ、風呂が空いているのをいいことに、空手の型の練習をしていたそうだ。


やっぱり、変な家族。


ご飯を美味しく食べ部屋に戻ると、今回は来れなかった姉ともうすぐ4歳の姪っ子にテレビ電話をした。姉がこの日処分しようと思って引っ張り出した畳部屋用の折り畳み椅子(伸ばしていると一枚の面で、折ると椅子と背もたれになるあの画期的な椅子)を姪っ子がたいそう気に入り、折った状態の2枚を横向きに立て4面分の壁にし、自分の小さなスペースを作ってしまった。そこに入り込んで、チャイルドポーズを取り続けだんまりを決め込んだ姪っ子に、私達大人はいろんな誘惑の言葉を用いて話しかけたが、結局最後まで応じなかった。頑固な姪っ子。根気もあるようだ。



それぞれ寝る準備に入る。父は新聞を読み、母と私と兄は読書。兄が9時くらいに就寝し、私と母が続いて就寝。最後に父が寝た。


兄が朝一に風呂に入る。追って、私と母が。そして部屋に戻っても父は朝ごはんの時間ギリギリまで寝ていた。やっぱり温泉はそこまで好きじゃないらしい、それを決定づけたセリフがその後に続く。俺は風呂に入りにきたわけじゃない。


チェックアウトして、堂ヶ島一帯の観光スポットに向かう。加山雄三ミュージアムの向かい側にある、青の洞窟。上から見下ろすこともできるが、お船に乗って洞窟の中に入ることを、駐車場のおじさんにすすめられた。父は、船が沈んだらどうするんだ!と心配していたが、私達3人はさっさと一人1300円のチケットを購入し、船に乗り込んだ。


船に乗ると、父は誰よりも楽しそうに写真を撮っていた。しかし、前日の夕陽の写真も、青の洞窟の写真も、父のそのレンズの重たい高いカメラよりも、スマホの方が抜群にカッコいい写真が撮れた。テクノロジーすごい。






さて、今日世の中はクリスマスイブでクリスマスムード一色だが、母は1224日生まれなので、我が家は昔から合同でお祝いしていた。母は誕生日にリュックをリクエストしてきた。洒落た大きめのリュックが欲しいという母は、店員さんに、パソコンが入るか確認していた。私が知る限り、母はノートパソコンを一度も持っていたことはない。


69歳になった母。

父と共に元気でロックな一年になることを願っている!