慶一は読書をした。中野剛志の本を読む。経済学者である。内容に驚く。新自由主義は!!国を衰退させる!と書いていた。


それは。失われた30年と言われる日本経済は1990年から2020年はデフレ不況である。デフレとは需要よりも供給が多いこと。モノは生産はするけど。そのモノを買ってくれる購買層が少ない。これがデフレである。しかしながらこのデフレというものを日本は経験してこなかった。それは戦後。日本はアメリカ空軍の大空襲で生産工場を失い。そのため長い時間。インフレでした。モノがない。それなのに復員兵にはお金を払う。国民にもお金を払った。モノがないのにお金がいっぱいありました。それが1990年からこんどモノが溢れてお金がない。デフレ不況が起きた。この時から日本の舵取りが。中野剛志さんは逆の方向に日本は舵取りをした。最初の失敗は1990年代後半の橋本龍太郎内閣。消費税をあげた。3パーセントから5パーセント。この時。やるべきことは。3パーセントの消費税をゼロパーセントにすべきだった。なぜかというと。モノが巷に溢れてお金がないなかで消費税をあげたからますますモノを買うことが出来なかった。政府は消費税を上げれば税収が上がると思ったら。そんなことはない。財務省には予定していたお金が入って来ない。通常ならば3パーセントから5パーセントにあげたのならば。絶対に国の税収が上がるはずなのに。税収が下がった。それはそうだろう。デフレ不況の中で消費税を上げたのだから。国民はモノを買わなくなった。それが躓きの第一歩!!この次が小泉純一郎と竹中平蔵内閣。企業の倒産が相次ぐ。そうだ!!と竹中平蔵が考えた。正社員を派遣社員に変えれば。企業倒産が無くなるだろう!と構造改革を断行した。そしたらますます景気が悪くなる。デフレ不況なのに。働く国民を安い給与で働かせたら。また景気が悪化。中野剛志さんは。この時。小泉竹中内閣が改革をしなければよかった。また中野剛志さんは。なんにもしない方がよかった!と書いていた。


タリーズコーヒー前橋みなみ店でまた本を一冊持ってきた。今度は浅木泰昭さんの「危機を乗り越える力」。


この本はおもしろい!ぜひ手にとって立ち読みしてください。30分もあれば読めます。


2010年。HONDAは倒産の危機にあう。なんとスズキ自動車に抜かれダイハツ工業にも抜かれ。他者からクルマを生産していたNISSAN自動車にも抜かれ。なんと軽自動車部門では4位に落ちた。


僕の考え!!

HONDAはF1ばかりやっていたから。経営危機に瀕してしまった。僕はここでF1とは新自由主義と置き換える。日本経済は新自由主義を捨てること。そうしないとHONDAのように経営危機になると言いたい。国の舵取りをする人たちはぜひ読んでください。

危機を突破するのは。女性の意見をとり入れて環境に優しいクルマ作りが企業をV字回復させるチカラがある。


浅木さんの本に戻ると。

そこでなんとか起死回生の一手を打つ。なんとF1のエンジン技術者に軽自動車の設計を任した。どうしてかというとHONDAは国内販売するクルマが無かった。北米大陸用のクルマばっかり作っていた。それでF1をやめて軽自動車を作ることになる。そのリーダーが浅木泰昭さんでした。そして開発されたのがNボックス。女性に的を絞った。塾の送り迎えに便利なようにコンパクトで内装が広い。自転車を載せられる。子供も乗せる。そんなクルマである。そのために燃料タンクを運転席の座席の下に置いた。2010年に発売されたら。このNボックスは軽自動車部門で10年以上トップの売り上げをたたき上げた。このせいでダイハツのタント追随出来ない。スズキのワゴンRは売れなくなった。


僕が言いたいこと。この2冊の本には共通点がある。


それは危機を突破するには。新自由主義は辞める!!クルマも好きなように生産していたら倒産してしまう。購買層を考えてモノを作ること。中野剛志さんも言っていた。規制緩和はデタラメの発想。それよりも規制強化こそ。内需拡大させて国を良くする。それはそうだろう?デカいエンジンでスピードばかり求めていたら女性たちが困ってしまうから。


でも!日本経済はいつまでも新自由主義をやめません。デフレ不況なのに。2010代になると安倍晋三総理大臣はますます新自由主義を唱えた。アベノミクスである。高度経済成長をさせると言った。デフレ不況なのに消費税を5パーセントから10パーセントまで上げた。舵取りがまた逆を始めた。ますますデフレ不況になる。



僕の案ですが?


京都大学教授の藤井聡先生も書いていました。過去の統計データを調べてみたら。消費税を導入してから国が衰退してきた。過去30年のデータから。だから消費税はいらない!

書いていました。

これは思想ではない!!事実です。

先ずは消費税をゼロパーセントにして。最低賃金を1000円から1300円に上げることだと思う。そうすれば国全体にお金が行き渡る。デフレが脱却でき。人に優しいまた環境に優しい国になります。僕の身の回りを見ると。働かない人が多い!!そして訊いてみた。そしたら時給1000円では働きたくない!!と異口同音で言った。毎月生活保護をもらっても14万円。働いても14万円。それならば働かないと言った。僕は働くと楽しいこともあるから。気持ちが落ち着くから。と働けば!!という。僕は時給1000円でも働いてますから。


僕はHONDAを見て学ぶ事だと思う。F1の技術者に軽自動車を作らせる!!こんな大胆な発想が日本には必要だと思った。


また世界ナンバーワンのTOYOTA自動車も心配である。レクサスやランドクルーザーは、日本にはあわない。Nボックスのような安価で環境に優しいクルマを作らないと2010年はじめのHONDA技研のように経営危機に瀕する!!と⚠️警告したい。