夫との死別に伴い、色々な問題が悲しみ寂しさとともに、いっしょくたになっている感じがします。

 

夫を失って以来、体に力が入らなくてしなくなったこと。

今までは布団を干したり、枕カバーやシーツを選択したりするのが大好きだった。掃除機もかけるのが好きだった。

そういうのをほとんどしなくなった。「シーツ洗ったから気持ちいいでしょ?♪」と言える夫がおらず、むなしい。

 

小さな町なので、夫が亡くなったことが拡散されてるのではと不安。

色々言われてるんだろうなと疑心暗鬼になってしまう。

言いたい人には言わせておけばいいと思う。

他人のことまで考えたら、自分自身の気持ちを安定させにくくなる。

 

看取りに間に合わなかったこと。

朝から晩までそばにいたのですが、夜帰宅後に旅立ったこと。

これは、今度聞く機会がありそうなので、先の話になるのですがきいてみようとおもいます。

それに、看取りの瞬間に立ち会えなかったとしても、その前後などに世話していたら、それも含めて看取りという考えもあるそうですね。

それと夫は自分が苦しむ姿を見て私が、悲痛な顔してオロオロしてるのは見たくなかったんじゃないかと思うし…。

看取りに間に合わなかった件については、折り合いがついてるような、でも、聞く機会があれば聞いてみたいという中途半端な状態です。

 

今無職である不安と一歩踏み出す勇気がまだない。

夫が闘病してる間、私は無職でした。闘病中とはいえ、ゆるやかに調子が悪くなっていっており、調子のいい時は、夫とたくさんおでかけしました。遠出は私は運転が苦手なので夫が運転してくれました。

亡くなる3カ月前までお出かけをして楽しく過ごしてました。

私はこの約3年間、看病らしい看病は亡くなる2か月くらいしかしてませんでした。

ステージ2と聞いており、だったらまだまだ大丈夫そうと思っていました。

夫はギリギリまで自分自身のキーパーソンでした。

夫が亡くなった今、お出かけでたくさん楽しい思いをした、何のスキルもない50女が出来上がってしまいました。

始めは短時間でいいので、どこかで働かないとと思います。

 

お出かけも遠出で疲れた時、夫に八つ当たりしたこと。

後悔して猛反省して、あやまりました。

 

闘病中のケンカの後悔。

夫が病気でゲームをしてる時、何か明るい話をしてもきつい言葉が返ってきた。

段々会話するのが嫌になったこと。

今思えば、体調が本当に悪くて苦しかったんだと思います。

ステージ2(本当は4だった)なのに、どうしてこんなにきつこと言うんだろうと思って、あまり会話しなくなった時もありました。

私にとってきついことばかり言われて、ある日爆発して『こんなダメじゃんばかりいうなんてひどい!!』と怒りました。

夫は「お前に怒鳴られるなんて…恨みが晴らせて良かったね」と言いました。

そして私は「私も鬱憤たまっていた、でも今ので気が済んだ、もう恨みはない、夫を大切に思ってる」と言いました。

長い闘病生活で、いつ終わるか、どうなるか分からない中で、美しい夫婦愛ばかりではなかった。

 

亡くなる1カ月前の間に1週間ほど自宅療養した間の後悔。

お下の世話がたいへんで、夜も3回くらい起こされたりした。

夫が訪問看護師さんに「失敗したら妻に怒られる」と言っているのが聞こえた。

私は怒ってるつもりはなかったのだけど、そう思わせてしまったのかと、申し訳なかった。

 

趣味も楽しみも何もかも吹き飛んだ。

夫と知り合う前から細々と続けた趣味があるのですが、今は集中力がなく、お休みしています。

今まで続けられた趣味があったことに感謝して、もうやめようかとも考えました。

でも、更に喪失感を得るかもと思うと、踏ん切りがつきません。

趣味ですし、まだまだ保留でいいかなあと。

楽しみは食事時の夫の笑顔が、今思えば、あの喜んでくれる笑顔が私の楽しみ、幸せだったんだと思います。

今の楽しみは…思いめぐらせて、仲の良い親戚と色々たくさん話すことを思い出しました…何もかも吹き飛んでないですね。

夫が残してくれた幸せな思い出や、理解を示してくれて、私の話を聞くだけでなく、説教するわけでもなく、近況も教えてくれる親戚がいる。

 

健康と美容を保つ気力がわかない。

夫の生前は筋トレしたりウォーキングしたり、顔のお手入れなどをこまめにしてました。

甘ったれた考えなのですが、お世辞でもかわいいと言ってくれた夫がいないと、今は気力がありません。

これはでも、夫は私の太鼓持ちではないのだし、チヤホヤされたい私が、夫がいてもいなくても、甘えた自分自身から脱却する機会なのかなとも思います。

亡くなる3カ月前、いつまでもかわいくいてほしいと新婚当時言った通り、かわいくいてくれてありがとうと言われました。

私は新婚当時の話は覚えてなかったのですが、たまたま美容に興味があり、お互いの希望が合ったようです。

なら、もともと健康美容興味があるなら、旦那が亡くなった後も引き続きすればいいのですが、今は毎日の洗濯、食事、風呂が精一杯です。

これは夫は、今は無理しなくていいよと言ってくれそうな気がします。

 

これらのことを検証してもどうにもならないかと思うのですが、申し訳なかったと思うところは遺影にあやまりました。

そして、感謝をしました。たくさんのお礼と、夫さん大好きと伝えました。

こんな私と連れ添ってくれて、たくさんの楽しい思い出をくれたことに、心から感謝しました。