皆さま、こんにちは。
ラッキーぞろ目の77号です。
今年も、三重県御在所岳の山頂で
「気象予報士のお天気教室」を開催しました。
台風5号が沖縄から九州に向かっていたこの日、
御在所の麓の菰野町では時折強い雨が降る悪天
ロープウェイで山頂に向かうにつれ、雨は上がりましたが
真っ白な雲の中に突入していくという、まさに山らしいお天気。
お客さまは来て下さるだろうか????
と一同心配していましたが、
山頂はどこを向いても真っ白な状況で、
眺望が楽しめなかったためか、
屋内に入ってこられるお客様が多く、
のべ40人強の親子の皆さんにご参加いただけました。
ありがとうございます
まずは「空気の重さのはなし」からスタート。
普段の生活で意識しない空気の存在について学んだあと、
「気圧の実験いろいろ」で、
空気の重さを体感するための実験を行いました。
下敷きからバージョンアップしたゴムマットを用いて、
大気圧を体験。
その後、マシュマロやシェービングクリーム、
缶コーヒーを用いて、
気圧が下がると空気の粒はどうなるか?を観察しました。
そして、標高1,212mの御在所岳でのお天気教室ということで、
御在所山頂の気温や風速の実測値を使った
「山の天気」のお話をし、
ここで、ちょっと休憩ということで、
「風おこし~風速競争~」へ。
うちわで扇いで、どれだけの強さの風が起こせるのか、
みんなで競争です。
続いて、「雲のはなし」。
ペットボトルを使って、
気圧の上下による温度の変化を利用して、
雲を起こす実験を行いました。
ペットボトルの中に空気を入れ込み、
そして一気に空気を外へ出すと、
ペットボトルの中が雲で真っ白に!
この日は、窓の外も雲で真っ白。雲の中で雲を作りました
そして、十種雲形の特徴をスライドで紹介しましたが、
残念ながら、外は真っ白で雲の観察はできず。
代わりに、外を走り回って、雲を体感しました。
眺望は楽しめませんでしたが、
雲の中を楽しむ体験は、御在所岳の標高ならでは。
良い夏の思い出になったのではないでしょうか