5/5…JR日田駅で下車 | 新井学院(橋本)~時に先生と生徒の邂逅も人生の転換点になりうる~

新井学院(橋本)~時に先生と生徒の邂逅も人生の転換点になりうる~

新井学院埼玉県さいたま市/北浦和)の橋本(英語&日本史講師)によるブログです。
内輪ネタは非公開とするため,誠に勝手ながら,アメンバーはメールまたはメッセージにて実名を名乗って下さった方のみ承認しています。

大牟田駅から大分駅へ移動中に日田駅で途中下車しました。
受験日本史では江戸時代後期に折衷学者広瀬淡窓が創立した咸宜園(かんぎえん)を学びますが,そこは意外なほど観光客がおりません。
折衷学なので特定の専門分野を設けず,あれもこれも実用的なものは何でも学ぶ場で,後継者によって明治中期まで活動していたことに驚きます。

 

日田というのは山の中の集落ですが,地形図を見ればわかるように博多・北九州・中津・大分・佐賀・柳川などの中間地点に位置しています。
そういう交通の要衝ということから江戸時代は天領で,しかも後半は代官から郡代に格上げされるほどでした。
今日なぜ日田を外国人観光客や日本人の若者が多く訪れるかと言えば,咸宜園の北に延びる豆田町商店街というのが,江戸の情緒を今に伝える雰囲気が好感されているからです。
ただし久留米と大分を結ぶ2両編成の久大本線は,車両の古さもさることながら山の中をかき分けながら走り続けるので乗車時間も結構かかります。