セールの誘惑に負けてArizer solo2を買ってしまったのですが、現時点で家用のメイン機になるほどに気に入ってしまいました。
そこでいつもの如く、レヴューをしようと思っていたのですが。何人かの方からargoと比べてどうなのかと言うご指摘を頂いていたので、比較記事を書こうと思います。
まずは、外見から。

solo2大きいですね。それに対してargoはポケットに入る大きさで、大きな機種の多いArizerが喫味を落とさずに携帯性を意識して作ったと言うコンセプトが一目で理解できます。なお、素材はsolo2がステンレスとアルミ合金であるのに対して、argoは一層の軽量化を狙ってかプラスチックとラバー系素材です。なので、argoは汚れたりしても決してアルコールで拭かない方が良いと思います。実際、乾いた布で拭くだけでじゅうぶんにキレイになります。

側面です。argoは単純な箱形なのですが、solo2は面取りをしたようになっています。この形は大変に握りやすく、外装の質感の良さと相まって。重さが気にならない上に高級感があるので、どうにかして外でも使えないものかと思ってしまいます。

Arizer製品の一番の特徴でもある、ガラスステムです(左がargo右がsolo2)吸い口の太さは殆ど変わらないのですが(argoの方が先端が少し太いです)シャグを入れる部分がかなり違います。solo2の方が浅くて広いです。ここが喫味の違いの一番の理由だと思います。

お値段なのですが。現在、arizerのサイトでもセール続行中で(少し高くなりましたけど)solo2が187ドルでargoが202ドルと見た目に反して、argoの方がお高いです。これだけの性能の物をより小さく造る為にコストが更にかかってしまったと言うことなのでしょうか?

肝心の喫味は、両機種とも大変にクリア且つフレーバーがしっかり出て。とても良く似ております。arizerのコンセプトがしっかりしている上に理詰めのもの作りの証ですね。それと同時にargoの開発意図も見事に成功していると言うことです。
その上で比較をすると、良く言われる様にsolo2の方がより濃厚だけど、ピークは短いです。
言い方を変えると、argoの方が長く喫煙を楽しめます。
この違いは恐らく、argoの方が底の深いステムだからだと思います。試しにsolo2のステムにシャグをギッチギチに詰めると(ドローがかなり重くなって、喫味自体も落ちる上にニコクラしやすくなるので、普段はやりませんが)ピークの始まりも長さも遅くなってargo風の喫味になります。arizerの方式だと、加熱温度に達してからシャグの中までじゅうぶんに加熱されるまでに何度か吸っていないといけないのですが。(温度に達した直接だとまだフレーバーがでないのはその為)argoの深くて狭いステムだと、中まで加熱される時間がsolo2よりもかかってしまうからだと想像します。
あと、使い勝手で言うとsolo2の方が使いやすいです。argoはシャグの詰め方で喫味が結構、変わってしまうのですが。solo2はその辺はアバウトでも大丈夫ですし、ヒートアップはargoより体感で3倍ぐらいはやくて、何より電池持ちが最高に素晴らしいです。argoも電池持ちは悪くないし交換式なので、ストレスにならないのですが。2~3日は充電を気にしないで使えるのは本当にありがたいです。
実はsolo2が現在、家でメイン(それでも家ではだいたい50%位の割合)になっているのはarizerならではの喫味のクリアーさメンテナンスの簡単さに電池持ちの良さだからで、ダラダラ吸っているのが好きな私はargoも手放せませんw
なので結論を言ってしまうと、arizerのファンであれば両方持っていても良いと思います。