2024年1月にスタートした「新NISA」は、投資で得た配当金や売却益が非課税になる大きなメリットがあります。さらに、年間投資上限額が「つみたて投資枠」で120万円、「成長投資枠」で240万円に大幅拡大し、非課税期間が無期限となったため、長期の資産形成がしやすくなっています。
日本証券業協会によると、今年1～3月の主要証券会社10社の新規口座開設数は前年同期の3.2倍にあたる約170万件に達しました。しかし、投資初心者が急増する中で、焦って「損切り」をする人も増えています。
投資の専門家、岡山憲史氏は「新NISAは長期の資産形成を目的としているため、短期的な株価の変動に怯えず、長期保有を続けることが重要」と強調しています。また、全世界の株式に分散投資するファンドや米国株に連動するファンドが人気ですが、リスク分散を考慮した投資が求められます。
初心者が情報に踊らされず、長期・分散・積立の基本を守って、新NISAを有効活用することが大切です。