○セシウム汚染牛について
筒井信隆・農水副大臣および農水省の今井生産局長よりセシウム汚染牛の発生原因と経緯、対策状況の報告と説明を受けました。
原発事故発生直後、農水省は「屋外に置いていた飼料は与えない」「原発事故以前に刈り取った飼料を与える」という通達を県を通じて市町村に出してはいたものの、各農家にまで徹底されているかという確認作業を怠っていました。
出席議員からは、飼料を原因とするBSE問題や口蹄疫の対応でかなりの事例があった筈なのに、農水省の危機管理体制はどうなっているのかという指摘がありました。
宮城から高濃度に汚染された稲わらが流通したことが発端となっていますが、高濃度のセシウムが福島第一原発より100~120kmも離れた宮城県まで飛散していたということになると、これまでのモニタリングの数値は実際は全然違うのではないかという疑問が出現します。避難区域等の設定の前提にもかかわる大問題です。
汚染値の基礎データについては、厚労省が発表しています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ko25.html
風評被害も拡大しており、A5クラスの最高級和牛のキロあたりの出荷金額が 3割も落ちているという深刻な事例報告とともに、安心・安全の徹底のため全頭検査と全戸検査を求める意見が相次ぎました。
通達を出したら結果をフォローするのが当然なのに何もしていなかったことが明白になりました。牧草だけでなく出荷直前に稲わらを食べさせる習慣が一部の畜産農家であることを考慮し、稲わらの汚染対策も講じてしかるべきでした。責任は責任として、まずは具体的な対応策を早急に手当てし、党としても農水省としても一刻も早く方針を示すべきです。
筒井信隆・農水副大臣および農水省の今井生産局長よりセシウム汚染牛の発生原因と経緯、対策状況の報告と説明を受けました。
原発事故発生直後、農水省は「屋外に置いていた飼料は与えない」「原発事故以前に刈り取った飼料を与える」という通達を県を通じて市町村に出してはいたものの、各農家にまで徹底されているかという確認作業を怠っていました。
出席議員からは、飼料を原因とするBSE問題や口蹄疫の対応でかなりの事例があった筈なのに、農水省の危機管理体制はどうなっているのかという指摘がありました。
宮城から高濃度に汚染された稲わらが流通したことが発端となっていますが、高濃度のセシウムが福島第一原発より100~120kmも離れた宮城県まで飛散していたということになると、これまでのモニタリングの数値は実際は全然違うのではないかという疑問が出現します。避難区域等の設定の前提にもかかわる大問題です。
汚染値の基礎データについては、厚労省が発表しています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ko25.html
風評被害も拡大しており、A5クラスの最高級和牛のキロあたりの出荷金額が 3割も落ちているという深刻な事例報告とともに、安心・安全の徹底のため全頭検査と全戸検査を求める意見が相次ぎました。
通達を出したら結果をフォローするのが当然なのに何もしていなかったことが明白になりました。牧草だけでなく出荷直前に稲わらを食べさせる習慣が一部の畜産農家であることを考慮し、稲わらの汚染対策も講じてしかるべきでした。責任は責任として、まずは具体的な対応策を早急に手当てし、党としても農水省としても一刻も早く方針を示すべきです。