車とは異なる風景がゆるゆると流れる。
高校生の時、朝6時に起きて6時40分頃の電車(デーゼル車)で郡山の高校に通学していた。
今は、ドアは自動でワンマン運転だが、あの頃と変わらない姿が残っている。
あれから35~6年たった。
船引駅の売店のおばさんが「私らの年はいいけど、子供らがかわいそうで」と語る。
諦め、割り切り、どんなになってもと覚悟する年配者。
自分のこともそうだが、それ以上に子らのことを心配する若夫婦。
セシウムの半減に30年、廃炉に40年。
誰が悪いことをしたバツでもない。
やり切れない。
しかし、少しでも役立たねばと思う。
理不尽な放射能災害の見えない心の被害は、悲しく残酷なものだ。
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