子ども達を思う | 荒井広幸 草の根 ブログ

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荒井広幸(あらいひろゆき)参議院議員 オフィシャルブログ

昨日は相馬市と仙台市を訪れた。
行きの新幹線で一冊の文庫本を読む。

作家、井上ひさしさんが他界して1年が過ぎた。
1972年別冊文芸春秋に「汚点(しみ)」は収録された。
養護施設で暮らす少年と弟の話。著者の切ない夢と残酷な現実を描く自伝的短編小説。
井上さんのユーモアは、ここから生まれていたのか。
戦後の厳しさが胸に迫る。

郡山駅を過ぎ、車窓から東の自宅のある片曽根山をながめる。その先は原発立地の双葉地方である。
なんでこの美しい福島がこんなに厳しく辛い目にあわなくてはならないのか。

目を落とした新聞には「福島の小中高生、原発事故後、県内外へ転校希望者1万4,176人」との見出記事。
小学生は県内全小学生の1割程にも及ぶ。これから県外へ転校希望者は1,130人という。7月15日までに県外へ転校した小中学生はすでに7,672人にのぼった。

暑い太陽、青い空、緑の山々、一見いつもの平和な夏の風景。
子ども達は、我が福島の復興の柱であり希望である。
この子ども達はどんな気持ちでいるのか。

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