お葬儀の準備:自宅に帰ってまず個人にしてあげること | 葬儀屋さんの社長のお葬儀ブログ

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やっとご自宅に帰ってきました。


きれいなシーツのかかったおふとんの上にご安置します。
仏式・神式なら、北枕か西枕。


ドライアイスを首の左右の頸動脈のあたりとおなかの上に載せ。
お布団をおかけしてご遺体を保存します。
ドライアイスは冬場でもご遺体はいたんでしまいますので必要です。
(ドライアイス:1万円/1日分)


そしてその横に焼香台を設置。
小机かテーブルに枕飾り一式を整えます。

仏式だと燭台、香炉、おりん。
香炉には線香を1本または3本、燭台にはろうそくを立てます。

香りは仏様へささげるものであり、身を清める意味もあります。
ろうそくは真実をあきらかに照らすものとされます。
これに加えて枕花を注文される方も多いです。

$葬儀屋さんの社長のお葬儀ブログ←枕飾りの例(関東式)

香炉に立てる線香の数は正式には3本で、
これはあの世に旅立つため、
仏(仏さま)・法(仏様の教え)・僧(仏様の教えを守る仲間)に帰依する(大切にする)
ことを表しています。


ろうそくの火や線香はあの世の旅先を照らすものなので、絶やさないように、とされていますが、
火事になっては大変なので、
せめて香りを絶やさずにするために「うず巻き線香」をおすすめしています。
これだと12時間くらい持ちます。
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(価格:700~1500円くらい。台400円~1000円くらい)

くれぐれも火の元には気をつけてくださいね。


その他に、湯飲み茶碗かコップに入れた水、一膳飯、枕だんごなどを飾ります。

枕団子の数は6個。
これは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道の地蔵菩薩様へのお供え物です。
一膳飯は自分、つまり故人の分です。


正確には宗派によって多少の違いがあります。
関東式ということで、
うちだと、そのあとの葬儀を担当するしないにかかわらず、
スタッフが机・白布も含め、ひとそろい常備しているものです。
(参考価格:25,000円、幕ありの場合は50,000円。
      神式・キリスト教式も同価格。)



キリスト教式だと枕元に十字架・燭台をご用意します。
聖書はご家庭にあるものを。
お花もご依頼があればこちらで用意できます。


これで御家族やご弔問の方に焼香(玉串奉奠、献花)いただけるようになりました。
ちょっと一息です。