伝統的な職業「泣き女」 | 葬儀屋さんの社長のお葬儀ブログ

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先週まで中国のお葬式をご紹介してきましたが、
中国ではとにかく女性が「泣く」いや「号泣する」ことが
儀式の一部になっているようでした。


韓国でもお葬儀では身をよじるようにして泣く人々の姿が
時々TVにも映っていますね。


中国の一部をはじめ、アジア圏には
泣き女(中国では「哭喪人(クサンロン)」)という職業があり、
家族の悲しみを代弁することで癒しをもたらしたり、
お葬儀を演出したり、はたまた悪霊払いの意味があるとされています。


今の日本の一般的な「しめやかな」お葬式とは対照的な気がしてしまいますが、
実は日本でも地域によっては、かつて泣き女がいて、
「ナキテ」「ナキビト」「ナキババ」「ナキバアサン」「トムライババ」などと呼ばれていたそうです。

職業ですから謝礼があるわけですが、米の量に応じて泣き方などを変えたとされ、
「五合泣き」「一升泣き」「二升泣き」などといった言葉があったそうですよ。