昨日はもっともよく使われている「経帷子」、
いわゆる白装束のお話をしましたが、
最近では、それ以外の故人がお好きだった服を
着せたいというケースも多いです。
もちろん、何の問題もありません。
ただ、注意点としてあるのは、
ご逝去されてからすぐに死後硬直は始まってしまいますから
病院にお持ちになっておいたほうがいいですし、
頭からかぶるものや生地の硬いものは難しいということです。
できれば、湯灌をされて、さっぱりとされて、お体も少しやわらかくなったところで
納棺師に着せてもらうというのがいいかもしれません。
納棺師に頼むと、
真綿で、まるで羽織袴を来ているように形作ってもらうこともできます。
あまり知られてはいませんが、
これもなかなか素敵ですよ。
最後の服ですからね。
生前にお考えいただいてもいいのではないでしょうか。
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