仏教がマッコウ臭いとか、よくわからない、といわれる理由の一つに
「お経」があると思います。
お葬式や法事で読まれて、
一般人にとって意味は???
仏教ヲタクからお話させてもらえれば・・
実はあれ、お釈迦様の説法の記録、「公式の語録」なんです。
つまり、悟られた人の名言集、ということになるわけですね。
解説を読んでみると結構面白いというか、
本当に2500年前の人が言った言葉なんだろうかと、
唸ってしまうこともしばしばです。
皆さんも想像できる精神面・哲学的な話だけではなく、
天文・人文・医術・薬学など
社会全般のあらゆる面を説き明かしており、
写真や図版はないものの、
百科事典と呼んでもおかしくないものです。
ただ、スゴイ量です。
30代半ばで悟りを得て、説法をはじめてから、
80歳で入滅するまでのすべての教え(教・律)と
弟子による解説(論)はあわせて、6,956巻!!
これを一切経(大蔵経)といいます。
これを空海さんや最澄さんはくまなく勉強したのかと思うと
気が遠くなりますね。